議会質問・ニュース

(発行物)市政ニュース速報版 №248(2020.02.06)
[ 02月06日 ]

(印刷用PDF)市政ニュース速報版200206(№248)


ヤッタネ! 国保の値上げ無し!

2020年度 保険料率据え置きへ

 岡山市は6日、市国民健康保険運営協議会(国保運協)に2020年度の保険料率を据え置く案を示し、了承されました。2月定例市議会で予算などが承認されて確定します。各世帯には、6月ごろに具体的な保険料が通知される予定です。

 保険料上限の年96万円から99万円への引き上げや、保険料の軽減対象拡大の条例改正案も了承されました。

 料率据え置きの直接的な理由は、岡山県国保の2018年度決算で約26億円もの黒字が出たことで、新年度の県への納付金額が減ったことによるものです。

市民の声が市政を動かした

 2月4日には、市社会保障推進協議会(市社保協)の皆さんが、国保料引き下げ署名14774筆を市長と国保運協委員あてに提出しました。協力をお願いした各地域の老人クラブや町内会の方々が積極的に動いて、多くの署名が寄せられ、国保料引き下げは多くの市民の願いだと実感したとのことです。

 対応した保健福祉局長も、署名に添えられたコメントの数々を見て、「こういう生の声はこれからも寄せていただきたい」と期待を述べていました。

 1筆1筆の署名や生活実態を訴える市民の声が届けば、行政を動かすこともできます。「払える国保料に引き下げてほしい」という市民の運動や、市・県議会などでの共産党議員団の論戦が、市の値上げ計画を変更させ、据え置きを実現させたのです。

「引き下げ署名」 さらに広く大きく

 署名は3月末まで取り組まれています。さらに署名を広げ、国保料引き下げを目指して、より多くの声をあげていきましょう。