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日本共産党岡山市議団は16日、市の来年度当初予算について、岡山市と意見交換を行いました。
大森市長が始めた「予算編成過程の見える化」の一環で、各部局からの要求を予算案に仕上げる前の段階で、議会の意見も聞くということで、今日は全6会派のうち4会派と順次意見交換を行ったとのことです。市からは大森市長をはじめ、那須・加藤両副市長などが出席し、山本財政局長から1/9に発表された各部局からの予算要求をとりまとめた概要について説明を聞きました。
昨年の7月豪雨からの生活再建や今後の防災対策に力点が置かれた予算要求となっており、市からは、ハード対策と共に全ての町内会を自主防災組織にしていきたいなどの考えが示されました。
市議団からは、市民全体のことを考えて、暮らしや福祉を充実させる予算編成をめざしてほしいと要望しました。
個別の分野や事業について、市議団が尋ねたことに対する市の説明は、おおよそ次の通りです。
●防災にかける市の決意を、より分かりやすく示せないか。
→ 様々な事業をこれから詰めていくところで、まだ金額を示せるところまで来ていない。
●保育士確保や障害児保育の充実は。
→ 庁内でもアイディアがいろいろ出てまだ項目も詰まっていない。障害児のことも含め、前向きに議論している。
●市立保育園の民営化について(団はそもそも反対だが)、進め方について担当レベルで拙速になっているのではないか、説明会を1回しか開かないなどの事例がある。
→ 市が丁寧に地元に説明していくことは大切。
●精神障害者の医療費助成は、対象範囲の考え方は。
→ システム改修にどれだけ時間かかるか、まだ見えていない。やることは表明しており、できるだけ早く始めたいが、いつから始めるかによって予算も変わる。対象者の範囲は一定の線を引く。
●国民健康保険(国保)で市民の負担増にならないようにしてほしい。
→ それぞれの考えがある。
●LRTなど大型だけでなく、バスの路線確保や拡充への公費投入など、市としてがんばってほしい。
→ 路線調整は今まで以上に踏み込んでやっていく。
●高齢者が地域で安心して暮らすために、せめて中学校区ごとに地域ケアの拠点を。
→ 地域拠点は重要であり、これから増やしていこうという考えはある。
市は、これから市長査定などで練り上げた予算案を2月中旬ごろに発表する予定です。
2/20から始まる2月定例岡山市議会では、60分を使って市政全般をただす会派代表質問もあります。
団でも予算の分析を深め、市民のみなさんの命や暮らしを守る施策の前進に全力で取り組みます。