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岡山で朝日茂さんという方が、1957年に生活保護制度の非人道的な中身を訴えた裁判は「人間裁判」と呼ばれています。この裁判は、その後の生活保護や福祉行政を大きく動かしました。
いま、「新・人間裁判」という裁判が行われています。
国が2013年から3回に分けて生活保護の金額を切り下げてきたことに対し、違法・違憲と訴えている裁判です。
そして、かつての朝日茂さんの裁判にちなんで「新・人間裁判」と呼んでいます。
全国29都道府県で同様の裁判が進んでおり、これまでに大阪、熊本、東京、横浜、宮崎の5地裁で原告勝訴の判決が出ています。
生活保護の基準は、さまざまな制度の中で最低基準的に使われています。ですから、生活保護の基準が下がると、さまざまな制度が連動して悪化します。実は、受給者だけの問題ではなく、日本の福祉や労働の制度の根幹に関わっています。
岡山での裁判は佳境を迎えており、来週4月19日(水)には公判が開かれます。終了後には報告会があります。
弁護団の則武透弁護士が裁判についてお話しされている動画は、とても分かりやすいです(約30分)。
ぜひ、多くの方にご関心を持っていただき、原告や弁護団ヘの応援や支援もお願いいたします。