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日本共産党岡山市議団の林潤です。
会派を代表して、
陳情第14号 自立支援医療費制度の審査の迅速化を求めることについて、及び
陳情第22号 岡山市立平福幼稚園を市立園として存続させ、3年保育、預かり保育、給食の実施を求めることについて
の二件の陳情に対して、不採択とした委員会報告に反対の立場で討論します。
陳情第14号 自立支援医療費制度の審査の迅速化を求めることについて
は、自立支援医療受給者証の発行まで2ヶ月掛かるのを早めて欲しい、という陳情です。
適用されれば申請月に遡って医療費は1割になるとはいえ、立て替えが必要な場合があり、2ヶ月間のやりくりが大変です。受給者証が発行されるまでの受診控えが心配されます。
市は医師不足を理由にしますが、2015年6月議会では岡山には精神科系のクリニックが多い、という答弁がありました。審査会の開催や合議体の数を増やすなど、工夫の余地はあるはずです。
病気で困っている人が当面のお金を工面する大変さを解決するために本陳情の採択を求めます。
陳情第22号 岡山市立平福幼稚園を市立園として存続させ、3年保育、預かり保育、給食の実施を求めることについて
は、市が122の市立園を36園の認定こども園に減らす方針を立てて、平福幼稚園が廃止・民営化の対象であるために出された陳情です。
私立園で障害児の入園が断られる例があり、市立園が受け入れに役割を果たしてきたことはこれまでも指摘してきました。当該園は周辺の私立園で断られた子どもを受け入れた実例があります。
地域の子どもを選別せずに受け入れることはセーフティネットとして市立園が果たしてきた役割です。
地元でまとまった、という話が委員会で出たと聞きますが、改選で審議未了になった同趣旨の陳情には、園児数を大きく超える600筆以上の署名が添えられていました。地域に「平福幼稚園を市立で残して欲しい」という要望があることは明白です。
平福幼稚園についての地域や保護者への説明は決定事項として伝えられ保護者の意見の反映がされていない、との声があります。
平福幼稚園の廃止・民営化で地域や保護者がまとまった、とは言えません。
3歳児保育、預かり保育は未入園児を減らす効果が期待できます。
3歳児保育と預かり保育の要望はこれまでも繰り返し出されていました。同じ市立園でも実施されているところとの不公平感があります。速やかに実施できる保護者の要望です。
よって、本陳情の採択を求めます。
以上、2件の陳情について、議員各位のご賛同を賜りますよう、お願い致します。