サイト内検索
サイト内検索
岡山市は7日の市社会教育委員会議で、岡山市立図書館の整備に関して、現在の「基本計画」と「実施計画」を廃止し、新たな「図書館整備計画」の素案を示しました。
現在の計画では、4区で唯一市立図書館がない中区に整備するとしており、20年以上前に用地も購入しています。
これについて、中区での図書館整備をやめ、今後はICTを活用するなどの「ソフト主体」で図書館の利便性の向上を図っていくというのが新たな「図書館整備計画」(素案)です。
会議では、複数の委員から
*中区に図書館を整備することは住民の長年の願い、毎年要望を出している団体もある、そういった声をどう考えるのか
*ハコとしての図書館はソフト対策で置き換えられるものではない、別物だ
*これまでの「計画」を検証しないまま廃止するのはおかしいのではないか
*図書館のソフト面で最重要なのは人(司書)だが、新計画素案ではそこに言及がない
など、さまざまな意見が出されました。
市は、今日の議論や今後の市民からの意見、議会での議論なども踏まえ、今年度中に計画を決定したいとしています。
当面、9月にはこの素案について市民の意見を募る「パブリックコメント」を実施する方針です。
また、8月23日に開かれる見込みの市議会子ども・文教委員会でも報告・議論される見通しです。
党市議団は、中区の図書館建設を求めています。毎年の予算要求や議会質問、委員会などで住民の声を取り上げ、他会派の議員とも連携しながら、議論してきました。
今日の委員の方々のご意見も踏まえ、住民や関係者の方々の声も聴きながら、9月議会に臨みます。
素案は、今日の議論を受けて書き換えられる部分もあるかもしれませんが、現時点で公表されているものです。
ご覧いただいて、ご意見などあれば、ぜひ市議団にお聞かせください。