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岡山県内の後期高齢者医療の保険料を来年度1人平均1万8千円以上値上げする案が検討されていることに対して、市長と市議会議長の連名で県知事と県議会議長に対して、
基金の活用などで値上げ幅を抑制するよう求める文書を提出することが決まりました。
大森市長が26日の市議会冒頭で発言しました。
きっかけは、24日の田中のぞみ議員が日本共産党市議団代表質問で市長に対応を求めたことです。
田中のぞみ議員は、被保険者の9割が所得なしという後期高齢者医療制度で、年金がほとんど上がらない中、この尋常な値上げはとうてい許容できないとして、岡山市に対して、基金取り崩しなどで値上げを抑制するよう県に求めることや、市独自ででも負担軽減策を講じることを提起していました。
市長も、この質問に対して、「値上げ1万8千円というのはあまりに高いのではないかと私も思っている」「今の質問を踏まえてどうしていくかをさらに検討したい」と述べていました。
田中のぞみ議員の質問は、議会内にも大きな反響を呼び、25日にはおかやま創政会の高橋雄大議員がこの問題を取り上げ、市の対応をあらためて尋ねていました。
日本共産党市議団の議員の、市民の暮らしに寄り添った道理ある議会質問が、事態を大きく動かしています。
今後は、県がどのような動きをするかが焦点です。
保険料の低減に使える県の安定化基金は約40億円あり、例えば10億円を使えば保険料を1,000円抑えることができます。
県内の他の自治体や議会でも同じような動きが続き、多くの県民が声を上げていくことで、県を動かしましょう。
◆◆◆◆◆◆◆
田中のぞみ議員の質問と、市長・局長の答弁の文字起こしを全文掲載します。
少し長いですが、ぜひお読みください。
なお、正式な議事録ではありません。後日議会が公表する議事録を必ずご確認ください。
4、誰もが暮らしやすい岡山市に。
(3)、医療介護福祉の充実を。
イ、後期高齢者医療保険料の値上げについて。
(ア)、過去最大の値上げです。1人当たり何と平均が1万8,301円の値上げ幅になります。そのうち2,144円は子育て支援拠出金、570円が出産一時金、5,400円が現役世代負担軽減分、6,479円が診療報酬改定に関わる負担増。実に値上げの8割が、国の制度改正による負担増です。
被保険者の9割が所得なしという保険制度であり、年金がほとんど上がらない中で、到底許容できるものではありません。まず当局のご所見を伺います。市独自の負担軽減は制度上可能でしょうか。
後期高齢者医療保険料の値上げについて、当局の所見、市独自の負担軽減についてです。
今回の保険料の改定については、物価高が継続する中、被保険者への影響が非常に大きいことから、保険料を決める岡山県後期高齢者医療広域連合に対し、県の財源、財政安定化基金の繰り入れを含め、できる限り負担額を低減するよう強く要望しております。
岡山市独自の負担軽減は困難ですが、所得の低い方には、保険制度の中で世帯の所得水準に応じた負担軽減制度が設けられており、今回の改定において適用範囲が拡大される予定です。
なお、2月19日開会の広域連合議会において、深い議論をすべきとの意見があり、会期が延長されたと聞いておりますので、市としてはまずはこの動きを注視してまいりたいと考えております。
では再質問なんですけど、西さん、後期高齢(者)医療制度です。1人当たりの平均保険料が年間7万8,000円から9万6,000円を超えるようなね、額が提案されています。値上げ幅が1万8,301円という本当に尋常ではない値上げ。普通はね、2,000円とか3,000円だった。前回、過去最大の値上げ幅で6,000円台だったんですけど、今回1万8,000円を超えるような値上げ幅です。
広域議会がね、今回会期延長、再検討するということ自体が極めて異例なことだと思いますが、中国地方で最大な値上げ幅だったということです。県内の自治体の首長がね、声を上げたわけですけれども、今回、岡山県が、ほぼ毎回取り崩していた保険料を引き下げるための財政(安定化)基金の取り崩しを断ってきています。10億円積んでいたんですけれども、残高はほとんど変わっていません。これ何で、何が起きているのか、このあたりについてもうちょっと市民に詳しく説明していただきたいなという風に思います。
あわせて、後期高齢の方には強く要望してくださってるっていうんですけれども、県の方にも、やっぱり基金をね、こういうときこそ取り崩すべきなんじゃないかっていうのは、市からも言っていただきたいなという風に思いますので、ご所見をお願いしたいと思います。
あと、後期高齢に市独自の対策が難しいと言われたんですけど、これは制度上禁じられているのかどうかということは明確にご答弁いただきたいと思います。
市長にお尋ねしたいんですけど、年金がね、ほとんどなかなか上がらない中で、もうこれほどの痛みを押し付ける。後期高齢者にね、これどうお感じになるかなということはお伺いしたいんです。国施策として給食費や高校授業料の無償化もね、されていくその財源なわけですよね。こんな対立構造を生むこと自体が間違っているとは思うんですが、市長も、子育て支援は今回大変力を入れると言われている、これ自体は本当に素晴らしいことだと私も思っていますが、市民から見ると明らかにバランスを欠いているようにも見える。やっぱりこの辺にもね、独自の支援が要るんじゃないかという風に思います。
食べるものがないとか、電話かかってくるんですね。もう死ぬしかないんじゃないかって電話がすでにかかってくるわけです。さらにこの仕打ちかって思いますので、ここはちょっとご所見をいただきたいと思います。
特に、後期高齢者の医療保険料の値上げ。1万8,000円ってのは余りに高いんではないかと、私も思っております。安定化基金40億あるわけで、どうしてそれを使わないのか。これ、私も疑問であります。西局長に質問されてますんで、聞いていただければと思いますが、その理由は私もわかりません。何も言われてないと、少なくとも、実質的な理由ですね、理由として認められるようなものっていうのは、私も聞いていないところであります。
そういう面では、どう感じているかっていう質問に対しては、何とかしなきゃと感じております。
広域連合議会で2月の19日だったと思いますが、深い議論をもっとすべきではないかということで、会議が延長されたと。当該議会の議長も田口議長であります。そういう決断をされたこと自体、私は非常にありがたいことだというように思っております。
今、次のステップをどうするかっていうところは私の手にはないんですけれども、人口として、全体の人口の4割近くを占める岡山市であります。少し、今の質問を踏まえて、どうしていくかっていうのを、さらに検討していきたいというように思います。
後期高齢者(医療)保険料、尋常じゃない値上げをするというところで、基金(の取り崩し)を断った理由というところでございますが、先ほど市長の方からもありましたけれども、当然、広域連合とは、事務レベルではお話を聞いております。広域連合と県との話の中でですね、事務レベルでは、例えばですね、広域連合の剰余金が近年減ってきているのではないかとかですね、医療費が増加しているというところで、その上振れがリスクとして考えられるのではないかというような意見は、協議の中であったとは聞いているんですが、正式に県の方から広域連合へ文書等で明確な回答はいただけてないという風に聞いております。
それから市として県要望すべきではないかというところでございますが、これについては何ができるか考えてはいきたいと思っております。
それから、市独自の制度がですかね、禁止されているかどうかというところでございます。法律で、そういったものを禁止するということは書かれておりませんけれども、保険制度でございますから、その中に市独自のものを入れていくってのは中々難しいのでないかという風に考えております。