市議団ブログ

学校給食 内容も調理する人も拡充を
[ 03月05日 ]

岡山市の学校給食は、全国的にも早い段階から完全給食を実現するとともに、調理関係者や地域の農業生産者などの尽力で充実を図ってきた歴史があります。

そのうえで、昨今の物価高騰、学校給食に対する考え方や制度の変化、行政職員の「働き方の多様化」などさまざまな動きがある中で、課題も多くあります。

日本共産党岡山市議団のやどめ和子議員は、3月4日の予算特別委員会で学校給食の質の向上をテーマに、アレルギー対応や調理上の再整備、子どもの声を反映できる献立、調理員の募集条件などについて質疑しました。

質疑を市議団で文字起こししたので、全文ご紹介します。

【印刷用PDF】学校給食(260304宿女和子)


26年2月定例岡山市議会 予算質疑 「学校給食の質の向上について」 宿女和子(26.3.4)

※日本共産党岡山市議団による文字起こしです。後日公表される議会の正式な議事録を必ずご確認ください。

 

◎宿女和子委員

大きな2番、学校給食の質の向上について。

第4号議案令和8年度岡山市一般会計予算、第10款教育費中の学校給食費についてです。

物価高騰の中で、学校給食費の小学校の無償化や中学校の据え置きについてうれしく思います。岡山市で育つ子どもたちのためによりよい給食の充実を求め、質疑します。

(1)山南学園では今年度からアレルギー対応のために除去食の給食が始まりました。そのための調理員の人員確保は来年度どのようになっていますか。今年度との比較でお示しください。

(2)正規調理員の来年度の新規採用予定人数は何人を予定していますか。配置基準に対して現在何%が正規の調理員ですか。

(3)会計年度任用職員の来年度の新規採用予定人数は何人を予定していますか。資料では、裏面にホームページに掲載していた会計年度の募集要項を出しています。

(4)調理場再整備計画に関わる費用はどのような内容でしょうか。今後すべての学校で除去食に対応できるようになっているのでしょうか。

(5)去年市議会が行ったアンケートでは様々な子どもたちの声が届いていました。来年度予算の中にこういった子どもたちの声をどのように反映されているでしょうか。

(6)食材を作る人、運ぶ人、調理をする人、たくさんの方が関わり、費用もかけられ作られた給食を、子どもたちが味わって食べる時間も大切です。アンケートでは、小学生は約26%、中学生は40%が食べる時間が短いと回答していました。これについて、ご所見をお聞かせください。

以上、ご答弁お願いします。

◎教育長

学校給食の質の向上について。

まず、山南学園での除去食対応のための調理員の、人員についてのお尋ねです。
除去食対応により増加する業務負担を補うために、令和7年度より、除去食対応が必要な日に会計年度任用職員の給食調理員1名を追加で配置しております。令和8年度においても同様の人員配置を予定しております。

次に、正規調理員の採用予定人数及び正規率と、会計年度任用職員の調理員の採用予定人数についてです。

令和8年度の正規調理員の採用予定人数は、学校への配置を含め7名程度となっております。会計年度任用職員の採用予定人数は、1日7時間勤務の職員が13名程度、5時間勤務の職員が40名程度となっております。

なお今年度の正規率は、約66%です。

次に、調理場再整備計画に関わる費用の内容と、今後の除去食の対応についてのお尋ねです。

令和8年度の調理場再整備計画に関わる費用としては、調理場の建築、設備の標準仕様等の作成業務委託料を計上しております。これは食数規模に応じて給食調理場に必要な各室や厨房機器、給排水設備のレイアウトなど、標準的な仕様を定める業務等を委託するものです。

なお、今後の除去食対応については、則武議員にご答弁した通りです。

次に、市議会が行ったアンケートを予算にどう反映しているかについてです。

友達や先生と一緒に楽しみながら食べる学校給食の時間は、子どもたちにとってかけがえのない大切な時間であり、このたび市議会が実施されたアンケートで、給食はおいしい、給食時間は楽しいといった肯定的な回答が多かったことは、大変喜ばしいことだと思っております。

給食の質を維持しつつ、給食費の経費削減に取り組んでいくことが当面の大きな課題であると考えておりますが、アンケートでいただいた意見も参考に、献立や使用食材を工夫することで、子どもたちにとってよりよい学校給食になるよう努めてまいりたいと考えております。

次に、給食を食べる時間が短いと回答があったことについてです。

給食時間は、各学校が1日の時間割を考える中で設定しており、学校ごとで実情は異なってまいります。給食時間を現在より長く取ることは、時間割や給食調理の開始及び提供時間にも影響があるため、一朝一夕には対応できない部分もあります。

このため、まずは、現状の配膳準備、片付け等も含んだ給食時間の中で、少しでも食べる時間が増えるよう、配膳の工夫等の検討ができないか、学校と一緒に考えてまいりたいと思います。

以上です。

◎宿女和子委員

ご答弁ありがとうございました。一問一答で再質お願いします。

アレルギーの対応の除去食についてなんですが、昨日則武議員の質問で、今後、ハード的に整備も進む中で他の学校でも広がっていくというようなご答弁がありました。そのためには当然、人の配置というものも不可欠になってきます。除去食の担当を行う職員に求められることについて、お伺いします。

よろしくお願いします。

◎教育長

アレルギー物質を完全に取り除いての調理になりますので、確認、それから正確に行うことが必要になってくると思います。

以上です。

◎宿女和子委員

はい。その確認や正確さはもちろん、専門的な知識や研修なんかも参加が必要なんじゃないかなと思います。それから学校現場での栄養教諭や養護教諭の先生や担任の先生、綿密な情報の共有も必要ではないかと思ってます。そういったことをいろいろ考えていくと、長期雇用が前提の正規職員の方が経験と知識を蓄積もしやすいと思うんですが、いかがでしょうか。

◎教育長

アレルギー対応以前に、配置人数は給食調理場でそれぞれ決まっておりますが、山南学園も6年度までは、追加の会計年度職員は入れておりませんでした。

で、追加の会計年度職員がアレルギー対応するっていうわけではなくて、正規の職員がアレルギー対応するんですが、現在、山南学園では、1から2食分の除去食を作っております。それも年間60回程度ということになっていますので、その時に正規職員が除去食を作成すると。で、一般の給食調理場の人がそこへ居なくなるわけですから、後補充として会計年度入れるという形で今、運用しております。

以上です。

◎宿女和子委員

はい。4時間パートの方が1人入っているということなんですが、私は山南学園の方の状況については、もう1人正規の方が助っ人に入ってるっていうことを聞いているんですが、そのことについてはどうでしょうか。

◎教育長

はい。現在こちらには入っておりませんが、一応今のところ1名で我々は考えておりますので、現場の実態を聞きながら、検討できるところはしていきたいと思います。

以上です。

◎宿女和子委員

正規の方が今2人おられて、正規の方が除去食を対応されているっていうことですが、やっぱりその除去食2食とはいえ掛かりっきりになるわけですよね、そこで。他のことは見れなくなっちゃう。全体を見るのはまた1人になっちゃうわけで、こっちの。それではやっぱり、400人規模の学校給食を作る中で負担が増えてくる、正規の方の。なので、やっぱり除去食を対応する学校においては、きちんと正規の方を除去食があるときには配置をするっていうことを市として、これから広げていくにあたって、今始めたばかりなので、きちんとこの今をしっかりどういうふうにしていくのかっていう基本を定めていかないと(いけないと)思っているので、そのあたりをきちんとお示しください。

◎教育長

議員ご指摘の通りで、山南学園で初めて今年度始まっております。しっかり我々も現場の実態を把握しながら、安全なことが一番ですので、そのあたりは重々検討しながら、今後に向けて、配置も含めしっかり検討していきたいと思います。

以上です。

◎宿女和子委員

はい。教育長おっしゃる通り、本当に安心安全な学校給食を提供するためには、人の配置が必ず必要になってくるので、よろしくお願いします。

それから、子どもたちの声を反映した学校給食についてなんですが、きな粉揚げパンやデザートを増やして欲しいっていう(声)もたくさんありました。私も自由記述を読んでいて、たくさん書いてるなというふうに見たんですが、やっぱりこういう今学校独自での裁量がもうない中で、公会計も始まって、統一献立になってしまっていて、そういう流れの中で、それでもやっぱり学校ごとに、子どもたちの要求聞きながらできるような予算をね、別でつけてもいいんじゃないのかなと思うんですが、いかがでしょうか。

◎教育長

私もアンケート全部読ませていただいて、好きな食べ物が出るとうれしいとか、苦手なのはちょっと苦しいとか、本当、素朴な意見が出てきたと思います。その中で、議員ご指摘のきな粉揚げパンがものすごく数が多くて、人気があるんだなというのはわかりましたが、調理の時間等の関係もあって、最近はあまり出てないようです。

で、子どもがリクエストした給食をっていうのは、直営というか公会計化になる前は学校独自の献立もあったので、そのあたりどう今のシステムの中で子どものリクエストを拾い上げるかっていうのは、ちょっと考えていきたいと思います。

以上です。

◎宿女和子委員

はい。よろしくお願いします。

それからもう1つ、時間についてもなんですが、各学校でそれぞれ時間割決めている中で、なかなか教育委員会がじゃあこうしなさいってことは言えれないかもしれないんですが、最低基準、これだけはちゃんと確保しようねっていう基準をきちんと教育委員会としては設けて、学校で、その中で話し合っていくっていうふうにしていったらどうかなと思うんですが、いかがでしょうか。

◎教育長

この件については先ほど答弁した通りで、給食の準備の時間から食べ終わる時間までを、学校は時間取ってるわけで、その準備の時間がですね、本当にその日によって違うとか、学年によって違うわけですけど、できるだけ準備が手早くできるようにすることをまずは考えるべきかなと。そして、学校の教育課程、できるだけ放課後の時間を取ろうとしている中で、後ろへ延ばすってことになると思うので、学校と一緒にそこは考えていきたいと思います。
以上です。

◎宿女和子委員

ちなみになんですが、小学校中学校それぞれ大体どれぐらい確保してるっていうのを、教育委員会は把握されてるでしょうか。

◎教育長

年度末にですね、来年度の教育課程を提出いただいて、その中に日課表も一般的な例として入ってるんです。ですから、各校それぞれ確認すればわかると思うんですが、ちょっと手元に数字はないんですけど、確認はできると思います。はい。

以上です。

◎宿女和子委員

はい。ぜひまた確認していただいて、これは余りにもっていうところがあったら、そこはちょっと学校と一緒に相談しながら考えていただきたいです。

うちの学校でも1年生なんかもう、4時間目の途中から着替えだして準備したりしてるので、そういう学校ごとの、今の声をね、しっかり学校にも届けて、こういうことになってるよっていうのを中学校の方でも検討していただければと思います。

そして最後、調理の募集要件を私資料で出したんですが、これ、本当に問題だと思っていて、市として問題だと思うんです。

この赤枠で囲ってますが、会計年度任用職員の募集要項で支給額が増減することもある、社会保険の適用はなし、合格者は登録されるけども採用されない場合もある、採用後に必要な胸部レントゲン協力をお願いしてますが費用は自己負担と書いてます。余りにもひどい条件じゃないかなと思うんですね。

こんな条件、不安定の雇用の典型のような雇用を行政がやっていいのかと、これ市長にもぜひ見ていただきたかったのが、今日おられないので、ぜひ副市長にもご答弁いただきたいんですが、今国は少子化にブレーキかけるため様々な施策やってますけど、根本的には働く人の賃金を増やさないと、この少子化にはブレーキかかりません。ワーキングプアを生み出すような行政の正規減らしは、結果的に住民サービスの提供、質の低下にも繋がっていると思います。

この見直しを求めますが、いかがでしょうか。

◎教育長

議員ご指摘の会計年度ですけど、5時間(パート)と7時間(パート)がありまして、5時間の国で議論されてるように、扶養の形をとって働きたい方もいらっしゃるのは事実であって、そのあたりの兼ね合いも含めて検討中です。今我々も検討中ですので、今のご指摘を受けながら、5時間7時間も含めて、どういう形が一番、募集、(応募)に応じていただけるのか、ニーズを見ながら検討していきたいと思います。

以上です。

◎宿女和子委員

市として会計年度の任用の考えはどうでしょうか。

◎総務局長

会計年度にかかわらず、職員の確保は大変重要な課題だと考えております。担当部局とよく意見を交換して考えたいと思います。

以上です。