市議団ブログ

9月議会 25日に閉会 学童保育の保護者負担軽減もとめて修正提案へ
[ 09月24日 ]

 

2019年9月定例岡山市議会は、明日25日に補正予算などの議案や市民から出された陳情を採決して閉会する予定です。

今議会での議案の中に、岡山市内の放課後児童クラブ(学童保育)の運営形態を大きく変える条例案があります。

現在、各小学校にある学童クラブは、ほとんどが地域や保護者の方などで構成される運営委員会によって運営されていて、開所している時間帯や曜日、利用料、支援員などスタッフの処遇がまちまちです。

このため、市は運営や保育内容の平準化と底上げのための仕組みづくりを進めてきました。

条例案は、同意したクラブを市の施設とし、岡山市ふれあい公社に委託をして運営や保育内容を統一するもので、2020年4月に新制度スタートを予定しています。

●保育時間:平日13:00~18:00(延長19時まで)、月2回土曜日8:00~18:00、夏休みなど8:00~18:00

●利用料:おやつ代含め月額9,500円(通年)、延長料金は月額2,500円

●低所得・ひとり親・きょうだい世帯の一部に減免制度あり

当初時点でのスタートを申請しているのは22クラブ、1~2年後の移行を検討しているのは40クラブ、当面移行しない22クラブなどとなっています。

党市議団は、保護者や支援員さんと意見交換を重ねるなどしながら学童保育の充実を求めてきたので、今回の市の一元化にも賛成し、応援してきました。しかし、今春以降具体的内容が明らかになってくる中で、支援員のうち月給者の処遇が週30時間勤務で初任給が14万円であることなど、いくつかの課題も含んでいることが分かってきました。

保護者負担は平均で年5,193円あがることも、今議会での論戦で明らかになりました。さらに、市が現在考えている運営経費の財源の考え方のままでいけば、支援員の処遇引き上げなど学童保育を充実させようとすれば、保護者負担の引き上げに連動することもわかりました。

党市議団は、保護者負担が増えることについては納得できないため、明日の本会議で条例から保護者負担が平均で引き上がらないようにするする修正議案を提案することとし、東つよし議員が提案理由説明を行います。

 

このほか、山南学区の4小学校と1中学校を統合する9年制の義務教育学校設置のための予算について、拙速・政策決定過程が不自然・メリットとデメリットの検証が不十分であるとして反対し、岡山駅前広場に路面電車が乗り入れるための許可申請が事業者から出ていることに関して反対意見をを表明するべきとして、竹永みつえ議員が議案討論に立ちます。

 

本会議は午前10時からはじまります。議場での傍聴は手続きすればどなたでも気軽にすることができます。また、インターネットでライブ中継を見ることもできます。

ぜひ、市政と議会の様子に関心をお寄せいただき、傍聴や視聴をお願いします。

岡山市議会インターネット議会中継はこちら↓

http://www.okayama-city.stream.jfit.co.jp/