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7月27日、岡山市内の新型コロナの新規陽性者発表は24人でした。
先週の23日(金)に続く20人超えです。先週は新規陽性者の数が1週間で98人。人口10万人あたりで14人という状況です。
上の表は、6月末からの1週間単位での感染状況を、国の指標に沿う形でまとめたものです。
療養者数や新規陽性者数は、次第に悪化してきているのがはっきり見て取れます。
感染経路不明割合も、7/12と7/19の週にはそれぞれ新規のクラスターが発生したことを考えると、決して楽観できる状況ではなく、むしろ非常に警戒しないといけないレベルです。
岡山市ではワクチン接種の新規予約が停止したままです。
65歳以上の高齢者や職域接種など少しずつは進んでいますが、感染拡大の中心になっている若・中年層はいつワクチン接種できるかのメドすら立ってたっていません。
感染拡大防止の「切り札」としていたワクチン接種が止まっている以上、現状を考えると打てる手は「PCR検査の抜本拡大」です。
従来のように、感染者が出たらその周りを検査していくだけでは、感染拡大を抑えきれないのは明らかです。
岡山市は思い切って方針を発展させ、陽性者との関連性を問わず、また症状の有無を問わず、PCR検査を幅広く行えるよう、手立てをとるべきです。
岡山県は26日の対策本部会議で、現状を「ステージⅡ」としました。
「ステージⅡ」は、
・クラスターがたびたび発生、感染者がだんだん増加している状況で、
・新規陽性者が人口10万人当たり4人以上
などと定義されています。
会議の中で、知事は感染拡大地域との往来を避けることや基本的な感染防止対策の徹底を訴えましたが、
個人個人の努力に頼っていたのでは、これまでの感染の急増を招いたときの反省が何も生かされません。
東京都は、今日、過去最高の新規感染者数を発表しました。
県内での感染経路不明割合が高い今、PCR検査の拡大で潜在的な感染状況を速やかに把握し対応することが必要です。
岡山県も市も、今すぐ動くべきです。