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大森岡山市長は今日7月29日の記者会見の中で、8月4日以降にワクチン接種の新規予約の受付を再開する方針を明らかにしました。
8月下旬に70,200回(60箱)分のワクチンが供給されるめどが立ち、その具体的な配送スケジュールが8月4日に決まるためと説明しています。
岡山市の今日の新規感染者数の発表は33人でした。2日連続で30人を超え、47例目のクラスターも発表されました。
グラフは、岡山市内での新規感染者数(青い折れ線)と入院者数(黄色い縦棒)、宿泊療養施設入所者数(緑の縦棒)で、市の発表日別に集計したものです。
これを見ると、いくつかのことに気づきます。
まず、第4波の時には、日ごとの新規感染者数を入院や療養している方の数が大きく上回っていること
そして、ピークは新規感染者数より後に来ること
また、最近の傾向としては、入院者数より宿泊療養施設入所者数が多いこと
などです。
さらに気になるのは、現時点では、第4波のときより今のほうが新規感染者数の増加ペースが速いように見えることです。
7月28日現在の入院者数は26人、宿泊療養施設入所者数は93人、自宅療養者が46人です。
今後、新規感染者数が急増することになってしまったら、入院や入所の数もそれ以上に増えることになります。
東京をはじめ首都圏では過去最高の新規感染者数を記録し、全国でも1日で初めて1万人を超えたと報じられています。
岡山は、大感染地域から少し遅れて似たような経過をたどる可能性があります。
岡山市や県は、ワクチン頼みの受け身な姿勢に留まるのではなく、今こそ「攻めの手」を打つべきではないでしょうか。
私たちは繰り返し「PCR検査」の抜本拡大を訴えています。
岡山での第4波や現在の大感染地域での感染の急拡大をしっかり分析し、対策に踏み出すことを強く求めます。