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岡山市は8月4日に、この日の新規感染者の人数を67人と発表しました。このうち39人(58%)が推定感染経路不明としています。
この67人の中には、これまでに発表されているクラスターに直接つながるものは含まれておらず、推定感染経路が特定されているとする28人もその3分の2程度が、1つか2つ手前をたどれば不明です。
岡山市内で、感染経路をたどれない陽性者が、岡山市として把握できずにあちこちにいることが想定されます。
上の表は、毎日の新規感染者の発表数のグラフです。
下の表は、1週間単位での新規感染者数(青い棒)とそのうちの推定感染経路不明数(赤い棒)、そして感染経路不明割合(折れ線)です。
毎日の新規感染者の推移をみると、ゴールデンウィーク前後の第4波の時には3月ごろからずっと続いていて4月中旬ごろから急増したのに対して、現在は6月ごろに新規感染者がゼロかわずかだったところから7月に入って増え始め7月下旬から一気に増えていることが見て取れます。
感染経路不明割合も急伸し、先週からは5割を超えています。
このままでいくと遠くないうちに第4波を超える状況になりかねません。
岡山市内の飲食店は今日から時短要請が始まりましたが、県民市民への時短要請の呼びかけと飲食店の時短要請という従来からの手立てで第5波をおさえこめるとは、残念ながら思えません。
すでに市中には潜在的な陽性者がいると考えられるうえ、従来より感染力が強いとされるデルタ株が岡山県内でも増えているからです。
岡山市と県には、これまでの延長線上ではない手立てをとることを、繰り返し強く求めます。
私たちは、「誰でも いつでも 何度でも」受けられるPCR検査を実現し、無症状の陽性者を広く早く把握して保護し、感染拡大抑止をめざすことを提案しています。