市議団ブログ

療養500人に近づく 今後の推移によっては医療への負担悪化
[ 08月10日 ]

岡山市は、10日の新規感染者数を39人と発表しました。

先週1週間(8/2-8/8)の新規感染者数の合計は393人で、その前の週から約1.7倍に増えています。

ここ数日だけを見ると、わずかに減少傾向とも見えますが、全体としては引き続き深刻な状況です。

 

それとともに、深刻になってきているのが療養状況です。

10日発表の9日時点の療養状況は、病院入院中87人、宿泊療養施設入所中84人、自宅療養中297人の計468人です。

これは、5月初旬の第4波が深刻化した時期と同水準です。

グラフを見てわかるのは、自宅療養者(オレンジ)が急増していることです。

また、入院患者(緑)は着実に増加しています。

 

入院中は別としても、300人近い施設と自宅の療養者の健康状態の把握をするだけでも大変なことです。

 

これまでのところ、軽症者が多いとされていますが、体調がいつ急変するか楽観できません。

4日から飲食店の時短要請が始まりましたが、そのこと自体にどれほどの効果があるのか、これまでの状況を見てもはっきりしたことは言えません。

 

今日からはワクチン接種の予約が再開されましたが、ワクチンの効果が出てくるのは、単純に考えても今から1か月後です。

繰り返し書いていますが、ワクチン頼みにならず、大規模なPCR検査に踏み切って、市中の潜在的な陽性者の早期発見・早期保護隔離によって拡大抑止を図ることを、岡山市に強く求めます。