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台風14号がいよいよ近づいてきています。
瀬戸内海に沿うように進むというのは、あまり例がないのではないでしょうか。
直撃を受ける地域や、沿岸・河口付近などの状況がとても心配です。
岡山への最接近は、18(土)に日付が変わったころから未明にかけてとみられています。
最接近前後の宇野港の満潮時刻は、17(金)21:30、18(土)8:58です。
岡山地方気象台は、17夜から18朝にかけて高潮警報が出る可能性があるとして、厳重警戒を呼び掛けています。
また、風は今日の夕方ごろから強くなる予報です。
気象庁のホームページを見ると、17(金)21時頃から風速18メートルとなっています。
この「風速18メートル」という風は、どれくらいの強さ・速さなのか、想像できますか?
気象庁の「風の強さと吹き方」によると、風速15~20メートルは、「風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出る」「電線が鳴り始める」「屋根瓦・屋根葺材がはがれるものがある」などとされています。
速さについては、数字を置き換えてみましょう。
風速というのは、1秒に風が進む距離です。
時速に直す計算は、風速の数字に3.6を掛けて、単位をキロに直せばOKです。
風速18メートルなら、
18×3.6=64.8
暗算するなら、4を掛けて1割引きすれば、答えが出ます。
風速18メートルというのは、時速65キロ近くということです。
強さや速さが少し想像しやすくなったでしょうか。
付け加えると、風速18メートルくらいの風が吹いている時に、瞬間的に強く吹く風は、1.5~2倍程度と言われています。気象状態によっては3倍になることもあり得るとのことです。
ということは、風速18メートルなら、瞬間的には、時速で100~120キロ、ことによると180キロ相当の風が吹く可能性があるということです。
最初の話に戻りますが、
接近中の台風14号は、めったにないコースを取っています。
高潮や暴風への警戒をはじめ、今日の夕方までに、自分のいるところにどんな危険があるか考え、身の安全を守る行動をとりましょう。
(気象情報は、常に最新をご確認ください。この記事に掲載の画像は、17日午前9時ごろのものです)