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JA晴れの国岡山のホームぺージに、今年のお米の値段(JAが農家から買い取る概算金)が載っています。(※1)
60キロ(1俵)の概算金額は、等級の高いコシヒカリを除いて、ほとんど1万円を下回っています。
農家の方は、お米を作るのに、どれだけの費用をかけているのでしょうか。
農林水産省のホームページを見ると、60キロあたり1万5155円です。(※2)
単純計算すると、お米を60キロつくるごとに5千円以上、損をしていることになります。
米価は大暴落しています。
これは、今年だけのことではありません。全国的に3年連続の米価下落と言われています。
直接の原因は、「コメ余り」です。コロナ禍で過剰在庫が積みあがっているためです。
では、この間、政府が、この問題にどんな手を打ってきたでしょうか。
農家につくる量を減らすよう求めるのが対策の中心です。
しかも!
政府は減らす量を指針で示し、農家に「自己責任」で「目標」を達成するよう迫ったのです。
こんな農政を続けてきた自民党や公明党に、農家の暮らしと私たちの食べるものを守る仕事を、この先も委ねてよいのでしょうか。
日本共産党は、米価暴落問題に対して、次のような提案をしています。(※3)
◎政府が米の緊急買入を実施して、市場から過剰在庫を減らすこと
◎買い上げた米は、コロナ禍で生活困窮している人や学生、子ども食堂などに大規模に供給する仕組みを作る
さらに、
◎過剰在庫の一方で、義務もないのに毎年77万トン(需要の1割に相当)も輸入しているのをやめる
◎生産コストと販売価格の差額を補てんする「不足払い制度」をつくる
◎野党共同では、自公政権が廃止した「戸別所得補償」を復活させる
ことも提案しています。
日本共産党は、農業を日本の基幹産業と位置付けています。
日本の農業の担い手は、減少かつ高齢化しています。
日本社会を持続可能なものとするためには、農業と農村の再生は待ったなしです。
「国内で作られた食べ物、安全で安心な食べ物を子どもたちに食べさせたい」
「自然豊かで、多様性に富み、防災力も高い農村風景を未来に残していきたい」
そう思っている皆さんは、ぜひ今回の衆議院議員選挙に投票に行ってください。
そして、自民党公明党ではなく、日本共産党と野党共闘勢力を伸ばして下さい。
※1 令和3年度米概算金価格表(JA晴れの国岡山)
https://www.ja-hareoka.or.jp/assets/uploads/%E4%BB%A4%E5%92%8C3%E5%B9%B4%E7%94%A3%E3%80%80%E7%B1%B3%E6%A6%82%E7%AE%97%E9%87%91%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E8%A1%A8.pdf
※2 農林水産統計 農業経営統計調査 令和元年度コメ生産費(令和2年12月25日公表)
https://www.niigatamai.info/files/elfinder/seisaku_seisanhi/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%94%A3%E8%B2%BB%28%E5%80%8B%E5%88%A5%E7%B5%8C%E5%96%B6%29.pdf
※3 日本共産党の「2021総選挙 分野別政策」の中の「31.農業・農山村」
https://www.jcp.or.jp/web_policy/2021/10/2021s-bunya-031.html