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12月16日の岡山市議会保健福祉・協働委員会で、市民の皆さんが出した陳情のうち2つが、全会一致で採択されました。
21日の本会議でも同様に全会一致で採択されると思われ、それぞれについて国への意見書を岡山市議会として出す流れになっていきます。
沖縄本島南部をはじめ、沖縄の各地には、太平洋戦争末期の1945年にあった沖縄戦で亡くなられた住民、日本軍や米軍の兵士、朝鮮人などの遺骨がいまでも多数残っています。
陳情は、この遺骨を含む土砂を基地建設に使うことは、戦没者を冒涜するもので、人道上許されないことだとし、国では超党派の議員立法で「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」が制定されていることも示して、次の2点について、国に意見書を出してほしいと求めています。
1 沖縄戦戦没者の遺骨等を含む地域の土砂を基地建設の埋立て等に使用しないこと。
2 超党派議員立法に基づき、政府が主体となって戦没者遺骨収集を実施すること。
新型コロナの感染拡大で、医療体制のひっ迫が続き、入院できないまま死亡した事例が全国で相次ぎました。また、コロナ禍で多くの医療機関の経営が圧迫され、危機的状況に陥っていることや、医療従事者の心身の疲労も深刻化していいます。
陳情では、こういった状況でも、国立病院の診療事業に対する国からの補助金は、現在は全く支出されていないことや、そのために結核病床等が大きく削減されたり、医療スタッフの配置がぎりぎりになっていると指摘しています。このままでは、患者や国民の命がさらなる危険にさらされるとして、以下について、国に意見書を出してほしいと求めています。
1 新型コロナ等の感染症や大規模災害から国民の命を守るため、国立病院を機能強化すること。
(1)国の責任において、国立病院に「新興・再興感染症対策」に十分に対応できる専門病床を設置し、人工呼吸器やECMO(人工心肺装置)等の医療機器の整備を進めること。
(2)大規模災害等の発生時においても、患者・国民に万全な医療が提供できるよう国立病院の機能強化を図ること。
2 国立病院の機能強化を図るために、医師、看護師をはじめ、全ての職員を増員すること。
3 国立病院の機能強化に必要な財源は、国の責任で確保すること。
委員会では、竹永みつえ議員も採択を求めて積極的に議論しました。
岡山市議会グッジョブです!