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日本共産党岡山市議団は29日、来年度の当初予算に盛り込むよう求める市民要求をまとめた全384項目の「2024年度岡山市予算編成要求書」を大森雅夫市長と三宅泰司教育長に手渡し、その中の重点項目を中心にそれぞれと懇談しました。
市長に対しては、物価高騰で市民や事業者が苦しんでいる中で、市の税金の使い方を大型事業ではなく市民の暮らし優先にするようにとして、路面電車岡山駅前乗り入れ事業の中止や新アリーナには税金投入を行わないこと、水道料金値上げをしないこと、国保料や介護保険料を引き下げること、学校給食の無償化を進めることなどを求めました。
また、保育士を増やすなどして保育園に入れない問題の解消を目指すことや、市も廃止方針を打ち出した50戸連たん制度の即時廃止、市有施設でのCO2削減と再エネ拡大に一層力を入れること、さらに岡山空襲などの戦争・戦災遺跡の保全対策の強化も求めました。
大森市長は、ご意見として受け止めるとし、コロナ禍で低所得層への支援を非常に重視してきたことなどを強調。全体のバランスを見て公平性にやっていくことが重要、市の経済的な発展が社会保障の予算確保にもつながる、など市政運営にあたっての考え方を述べました。また、大森市政10年の評価などについても意見交換しました。
教育分野では、正規教員の大幅増員、学校給食の無償化と公会計化に際しての課題の解決、包括的性教育の推進などを求めました。
三宅教育長は、教員採用に力を入れていることなどを述べ、子どもと教育をめぐる現状やさまざまな課題について意見交換しました。
岡山市は現在、来年度予算編成を進めていて、間もなく各局室からの要求を締め切ります。その後、とりまとめ、精査を経て、最終的には市長査定を含む各段階で査定し、2月中旬までには当初予算案としてまとめる予定です。
党市議団は、明日から始まる11月定例岡山市議会やその次の2月定例市議会で予算要求も踏まえながら、市民の願い実現に向け論戦します。また、さまざまな機会に、それぞれの担当部局の方とも協議を重ねて、1つ1つの要求実現を図っていきます。
予算要求全文は、下記のリンク先からご覧いただけます。
ぜひ、多くの方のご意見をお聞かせください。
https://okjcp.jp/policy/8513