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児島湾と児島湖を仕切っている「児島湾締切堤防」は、1959年に完成し、61年からは道路通行が始まりました。児島湖の奥側に位置する岡山市の南部や玉野市、倉敷市に広がる広大な土地では、農業が盛んにおこなわれています。
この堤防が、建設から60年近くを経て南海トラフ地震などの大規模地震に対して壊れる危険性があることから、国は耐震改修工事を行うことにしました。事業の所管は 中国四国農政局 です。
工事期間は今年から2030(令和12)年までで、堤防の両側に矢板を打ち込んだり樋門を新しくするなどが予定されています。期間中の一部の時期には道路が通行止めになる見込みです。
8/23には工事着工にあたって「児島湾沿岸農地防災事業所」の開所式と看板掲示式が行われるとのことです。
東つよし市議は、2018年4月のニュース「東奔西走」で工事のことを取り上げました。もし、大規模地震によって堤防が壊れたら、児島湖奥の農業地帯が大きなダメージを受けるだけでなく、破壊された堤防のガレキで周辺の港湾・農業・漁業設備や住家・市民に大きな被害をもたらす懸念もあります。十分な対策を講じるととともに、引き続き、地元に十分な説明を行うことや広く周知することが大切です。