政策・実績

ヤッタネ! 市民の願いこもった陳情が市議会常任委で採択 国保・被災者支援など
[ 12月12日 ]

 

今日(2019.12.12)開かれた岡山市議会の常任委員会で、市民の方々が願いをこめて出した陳情のいくつかが採択されました。

いずれも全会一致での採択で、17日の本会議でも採択される見通しです。

私たちも採択を願っていたもので、市民の願いが議会で通ったことをとても喜んでいます。

これからも、市民の願いをしっかり受け止められる議会であるよう、市当局や他の会派の議員の皆さん方とも議論を尽くしていきます。

 

今回採択されたのは、次の通りです。

 

◆国民健康保険の子どもにかかる均等割保険料(税)減免措置の導入を求める国への意見書の提出について

国民健康保険(国保)は、世帯の人数が多いほど保険料が増える「均等割」という仕組みを持っています。岡山市の場合だと生まれたての赤ちゃんでも3万6千円以上の負担です。これを国の制度として軽減してほしいという願いを込めて、岡山市議会として関係省庁に意見書を出してほしいという陳情です。

 

◆福祉交流プラザへのエレベーター設置を求めることについて

岡山市内には、地域の市民の方が活動や交流をする拠点として「福祉交流プラザ」が10か所あります。例えば北区にある「福祉交流プラザ三友」は、年間およそ2万人が利用しています。ただ、施設の2階に会議室があるため、高齢の方や歩行の不自由な方が階段の上り下りに大変苦労しておられます。公共施設としてエレベーターを設置してほしいという願いです。岡山市は来年度中に施設の今後をみすえた計画を立てることにしています。

 

◆被災者生活再建支援制度の拡充を求める意見書の提出について

近年、岡山でも全国でも大規模な自然災害が相次いでいます。災害に遭った後、生活を再建していくときに要となるのが住宅です。現在のわが国の制度では、住宅再建への支援は上限300万円となっており、支給対象も限られています。これを上限500万円に引き上げることや、支給対象を半壊や一部損壊などにも拡大していくことを求めて、岡山市議会として関係省庁に意見書を出してほしいという陳情です。

 

◆岡山市民間保育士等処遇改善事業補助金の延長と増額を求めることについて

岡山市は、とても残念なことに、全国でも有数の待機児童の多い都市となってしまってます。その主な原因の一つが保育士さんの不足です。市は2017年度から今年度まで、私立保育園で働く保育士さんの賃金を2%・6000円程度引き上げるための補助金を出してきました。当初の予定では今年度で終了することになっていますが、その延長と増額を願うものです。