議会質問・ニュース

【データ】 原稿 2021年6月議会 東つよし個人質問(210611)
[ 06月11日 ]

【印刷用PDF】質問原稿(印刷用) 東つよし210611

6月11日に東つよし議員が行った個人質問の最初の質問部分の原稿です。

 


1 コロナ対策について

1)いまこそPCR検査の対象拡大を

緊急事態宣言が延長される中で、医療のひっ迫が続いています。感染者数は減少してきておりますがこれに伴い、一日当たりの平均検査件数は、5月上旬の900件近くから、先週は500件程度まで減っています。県内の検査能力は1日当たり1万3千件あまりです。検査能力の余力を活かし、持てる力をコロナ封じ込めに使うことを求めます。

質問ア:2月議会では無症状者からの感染はないとしていましたが、その後も同じ知見なのでしょうか。

質問イ:岡山市では、感染者の症状が出る2日前からの接触者を検査の対象にしています。感染すれば、症状が無い状態でも周りにうつす可能性があると認識してよいでしょうか。

質問ウ:現在無症状の人でも感染をしていないかを広く調べるための検査拡大を行いませんか。

質問エ:濃厚接触者の検査は感染者との接触6日後ということになっていますが、施設等で感染者が出たら、6日後の検査の前にまず一度、施設内の全員に直ちに検査をしませんか。施設利用者の安心につながるとともに、すでに感染能力のある人がいた場合のいち早い追跡に役立つと考えます。

質問オ:保健所による接触者の追跡に時間がかかったという事例を聞きました。保健所体制の補正予算が組まれていますが、改善はされますか。

質問カ:高齢者施設職員だけでなく、保育、障害福祉、教育に関わる職員への定期検査を、せめてワクチンが行き渡るまでの間でも行いませんか。

質問キ:検査を自主的にやっている事業所に検査費用の補助を行いませんか。

 

2)ワクチン接種について

 6月3日、ワクチン接種のスケジュールが示されました。一般高齢者へのワクチン接種は少なからず混乱しました。教訓をくんだ対応をお願いします。

質問ア:接種券を送っていても未接種の人への重ねての働きかけを行いませんか。

質問イ:視覚障害者や外国人などに接種券を送る際、読まれないことがないよう配慮がされませんか。

質問ウ:知的障害などインターネット利用に困難のある人への入力支援は考えられますか。

質問エ:ワクチン接種で休日をとらせる事業者の取り組みを市として応援できませんか。

 

3)いのちとくらしを守る対策について

 営業への打撃が深刻です。今年度は県の「飲食店等一時支援金」や市の「コロナ対応事業者応援金」などがありますが、昨年より手続きが煩雑になったとも聞いています。医療機関はコロナへの警戒と経営危機というダブルパンチです。

質問ア:事業者、個人への資金貸付などへの支援は現行のもので十分ですか、どう見ていますか。

質問イ:医療機関の減収補填が必要ではありませんか。

 先月国会で可決された改定医療法では、「地域医療構想」で病床・ベッドを減らせば給付金が支給されます。コロナで医療がひっ迫している事実を受け止めているのか、いのちをおびやかす病床削減です。

質問ウ:岡山市内の病院にはどういう影響がありますか。

質問エ:国が公立・公的病院再編統合を示したとき、市は声をあげ、せのお病院などを対象から外させました。今回も病床数維持のため声をあげませんか。

感染対策とあわせた災害への備えについておたずねします。自宅で療養されている方や感染疑いのある方が避難先に困ることがあってはなりません。

質問オ:自宅が災害で危険になった自宅療養者は、どう避難すればいいか、計画は示されますか。

質問カ:開設した避難所に、感染が確認されていなくても体調不良の方が来た場合、どうしますか。


2 埋蔵文化財の保護と継承について
南区にある彦崎貝塚は、縄文時代早期(約1万年前)から晩期(約2800年前)にわたる国指定史跡です。大きさは南北100メートル、東西80メートルで西日本最大、全国的に貴重な縄文前期の人骨が多数発掘されています。灘崎歴史文化資料館では、彦崎式土器や石器などとともに、本物の縄文人の骨も展示されています。
彦崎貝塚の現地は、石碑と案内看板が2つありますが、そのすごさは分かりづらいです。瀬戸内市の門田貝塚は、竪穴式住居や貝塚の再現など史跡公園として分かりやすく整備されています。
埋蔵文化財センターも展示があります。ただ市域のジオラマが平成の大合併前のものに見えます。また灘崎歴史文化資料館もなのですが、映像資料の機械が「故障中」のはり紙がされたままです。
文化財は保存とともに次の世代に継承していくことが大事です。より多くの人に市内数多くある文化財の価値や魅力を広げていただきたいと考えます。
 
質問ア:彦崎貝塚は今後、新たに発掘はするのか、周辺を整備するのか、どのようしていく計画ですか。
質問イ:埋蔵文化財センターや灘崎歴史文化資料館などの展示の修理、改善を行いませんか。
質問ウ:全国の下水道部局が行っているマンホールカードのようなもの、例えば「文化遺産カード」に参加するなど、文化財への周遊をすすめる工夫が考えられませんか。

 造山古墳ビジターセンターでは、きれいで分かりやすい展示がされていますが、本物の出土品の展示があってもよいと考えます。

質問エ:造山古墳周辺の古墳群で発掘が進められていますが、ビジターセンターなどで本物の出土品の展示は行いませんか。

以上