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12月15日の岡山市議会議会運営委員会で、来年の統一地方選後の年4回の定例議会で、議員の質問時間を削減することが決められました。
日本共産党市議団と無所属クラブ(採決権なし)は削減に反対し、対案も示して市民の前でもっと時間をかけて議論すべきと主張しました。
質問時間の削減内容は、①あらかじめ議論の時間に上限を設け、その範囲内で配分する、②会派人数に比例させて、大会派ほど多く小会派ほど少なく配分するというもので、全体の時間削減ありきの考え方です。
削減を主張する議員は、「議会質問の質の向上のため」「職員の働き方改革のため」などと言いますが、質問時間短縮で質が上がる理由は不明で、議会はしっかり議論することが大前提です。質問時間短縮は、議員の責務をないがしろにする暴挙です。
・代表質問は3日間で、8分×会派所属人数(上限60分)。5人の共産市議団にあてはめると、現在の60分が40分に削減。現在は、5人以上会派60分、3~4人会派40分。
・個人質問は、現在の5日を2日に短縮。人数は最大34人(会派数で変動有り)から14人に削減し、会派人数比例の考え方で割り振り。これを共産市議団にあてはめると、現在の4人(代表質問の1人を除く)から1~2人程度に削減の計算。質問時間は、現在の20分が、一問一答方式を選んだ場合には15分に短縮。
・新年度予算は、新たに設ける予算特別委員会で集中審議することとなり、3日間で、質疑が出来るのは全体で20人まで、1人の持ち時間は15分まで。
・代表質問は3日で、2月議会と同じ。
・個人質問は現在の5日を3日に短縮し、質問時間も現在の20分を15分(一括方式)か10分(一問一答方式)に短縮。
・決算審査は、新たに設ける決算特別委員会で会派代表による質疑を1日だけ行うことになり、時間は7分×会派所属人数で上限20分。これまでは、各常任委員会で3~4日間開かれ、議員の時間に制限なし。
・個人質問は、現在の5日を4日に短縮、質問時間は9月議会と同じ。