役立つ市の施策

西日本豪雨から1年④ その後亡くなられた方は、もしかしたら「災害関連死」?
[ 07月30日 ]

 

先の2019年6月議会でつくられた条例の1つに、「岡山市災害弔慰金等支給審査会条例」があります。自然災害後に亡くなられた方が「災害関連死」にあたるかどうかを審査する専門家会議を設置するための条例です。

対象は、災害が直接の原因で亡くなった場合だけではありません。

災害時に負った怪我が悪化した、持病が進行した、災害によって変化した生活環境で体調を崩したなどで、時間が経ってから亡くなられた時にも対象になる場合があります。いわゆる「災害関連死」です。

「災害関連死」は審査会で認められることが必要ですが、岡山市にはこれまでありませんでした。市に「これは災害関連死では?」という相談が寄せられたことから、今回の制定にいたったものです。審査会は、医師、弁護士、その他学識経験者など7名以内の委員で構成されます。

申請の期限はありませんが、被災後の状況を証明する資料をそろえることを考えると、早いほうが望ましいです。

市議団でも似たようなご相談を受けて対応したことがあります。

 

本当はあってはならないことですが、もしもそうなってしまった場合、残されたご家族が生活を立て直していくために活用できる制度です。

「もしかして・・・」ということがあれば、まずはご相談ください。

 

岡山市の担当窓口は福祉援護課(電話086-803-1216)です。

福祉援護課のホームページはこちらです。