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岡山市は21日、今年4月からの保育園などへの入園申し込みに対する一次内定の概要を発表しました。
17,078人が入園内定した一方、一次での「落選」は1,868人で昨年の同時期より92人増えました。
申し込んだ家庭への通知は、23日に郵便で発送されます。また、23日からは市の担当課で電話による問い合わせも対応します。
この後は、二次調整を2/3締切で行い2月下旬に通知、さらに三次調整を3/2締切で行い3月下旬に通知となっています。
・一次申込児童数・・・18,946人(前年比518人増)
・一次内定児童数・・・17,078人(前年比426人増)
・一次未入園児童数・・・1,868人(前年比92人増)
大森市長は記者会見で、待機児童の原因の1つとなっている保育士不足への対応として、今年度まで3年間続けてきた私立保育士への2%相当の賃上げ補助を3%に拡充するかどうか検討していることや、今年度から始めた奨学金返済支援と賃貸家賃支援の継続の方向性などを表明しました。
昨年の例だと、未入園児童数は一次段階での1,776人から、最終的に1,467人となり、そのうち定義上の「待機児童」数は353人でした。
1,868人ものお子さんが保育園に入れず、その保護者の方々のお仕事や生活に深刻な影響をおよぼす、重大事態です。
岡山市はこの間、保育所などの定員拡大や、上にも述べたように保育士確保に力を入れて取り組んできています。
しかし一方で、市立の幼稚園や保育園の廃止・民営化や、入園希望児童の受け入れ拡大にはあまり役に立たない市立幼稚園のこども園化にも、力を注いできました。
いよいよのっぴきならないところまで来ています。市は、市立園の廃止・民営化・こども園化の方針を、一時的に凍結するなどして、市の持てる全力を待機児童解消に集中させるべきです。
保護者やご家族、保育士さん、施設関係者などの皆さんの実態や切実な声が、行政を動かす大きな力になります。
お困りのこと、つらい思いなどありましたら、私たちにお聞かせください。
日本共産党岡山市議団
〒700-8544 岡山市北区大供1-1-1 市議会内
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