市議団ブログ

多胎育児の支援拡充を 三つ子の親子が市に要望
[ 10月30日 ]

市内で多胎児を育てているご夫婦が、岡山市に多胎育児への支援の拡充を求めて要望書を提出し、局長と懇談しました。

要望書を提出したのは、この6月に出産した3つ子を育てている南区在住のご夫婦で、市から福井貴弘保健福祉局長と近藤康彦こそだ支援担当局長が対応しました。市議団の田中のぞみ・竹永みつえ両市議が同席しました。

 

多胎児とは、双子や三つ子など、同時に生まれた子のことです。
ご夫婦によると、育児の大変さは特別で、おしめやミルクなどが同時に人数分必要、人数分の授乳やオシメ交換や沐浴など2人で分担しても24時間ゆっくり休める間があまりない、など特有の状況があるそうです。

全国的には、多胎育児のストレスなどから虐待死に至った事例もあります。

 

同席した田中議員の調査では、国も自治体が多胎育児支援のメニューを設けた場合に補助する制度をつくっており、来年度の予算要求でもさらに拡充させる動きがあります。
岡山市には、ヘルパー派遣など一定の育児支援制度はありますが、多胎育児の特徴に特化したものはあまりありません。

両局長は、1時間余りにわたって真剣にご夫婦の育児の実情を聴き取り、制度のことなどを詳しく調べてどんな対応ができるか検討したいなどと応じていました。

 

また、局長との懇談の前には、ご夫婦は浦上雅彦市議会議長とも会いました。
自身も双子を育児している浦上議長は、自身の体験団も交えながらご夫婦の話に熱心に耳を傾けていました。

岡山市は、市の最も基本となる計画=「第六次総合計画」の中で、3つの将来都市像の中に「誰もがあこがれる充実の『子育て・教育都市』」を掲げています。市の施策が充実していくよう、市議団も引き続き力を尽くします。