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岡山市議会の議会運営委員会は3日、6月議会での個人質問の時間削減を決めました。
通常は一括方式も一問一答方式も20分ですが、一括方式は15分、一問一答方式は10分に縮められました。
換気のために本会議の1時間ごとに10分程度の休憩を入れるとし、かつ全体の時間が長くなるのを避けるためとする、自民党新政会による提案です。これに自民党政隆会と自民市議団、公明党市議団の委員が賛成しました。おかやま創政会は代理の議員が出席したため採決権はありませんが、短縮賛成の意見を述べました。反対したのは共産党の林潤委員だけでした。
議論を傍聴していた一人会派の議員が発言を希望しましたが、許可されませんでした。
議員の発言時間は、議論のあり方を左右する重大事です。発言時間短縮の提案は、一度は持ち帰って会派内で議員に周知し、一人会派にも情報提供して、協議すべきです。
こんな重大なことを当日に提案し、そのまま決めてしまったのは、拙速で乱暴です。
現在、新型コロナの新規感染は減少傾向です。新型コロナが始まってからの2年間に、当局から配慮を求められて質問時間の短縮などを決めたことはありましたが、今回は要請がありません。社会的にも行動規制は解除されつつあります。
議員は、質問に立つとき以外はマスクを着けて自席に座っており、発言もしません。議員や当局者の間には、1人1人パーティション(透明な間仕切り)があります。
市役所内でも、職員が1時間ごとに職場から出て、換気をしているわけではありません。議会が、質問時間を削ってまで休憩を取るのが必要な状況ではないはずです。
市民の声を反映させるための議員の質問を縮める暴挙に、強く抗議します。