議会質問・ニュース

【発行物】 岡山市政ニュース 速報版№301
[ 06月25日 ]

市政ニュース速報版240625(№301)

 

2024年6月定例岡山市議会が閉会しました。

今議会で最大の焦点となった新アリーナ問題をはじめ、閉会日の議決結果を中心に、市政の最新情報をお知らせする「岡山市政ニュース速報版№301」です。

「周りにも配るので紙でほしい」などのご希望があれば、市議団までご連絡ください。

 

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〒700-8544 岡山市北区大供1-1-1
日本共産党岡山市議団
電話 086-803-1707
FAX 086-234-9388
メール kyousantou_shigidan★city.okayama.jp

(★を半角の@に置き換えてください)

 

 


6月定例市議会は25日、全41議案を可決して閉会しました。党市議団はこのうち2議案に反対し、やどめ和子議員が討論しました。林じゅん議員が、質問の充実や撮影・録音の自由化を求める陳情などの採択を求めて討論しました。

討論内容や議会の詳しいことは、市議団HPやフェイスブックで発信しています。

新アリーナ 経済界の要請で規模拡大めざす

今回の補正予算には、北長瀬に整備しようとする新アリーナの席数を増やすための追加調査費2,000万円が計上されています。

市は、プロスポーツの試合やコンサート等のイベントに使う屋内多目的施設(アリーナ)を公設民営でつくろうとしています。効率的な運営のために現在の5,000席をさらに増やしてほしいと経済界から5月末に出された要望をうけての予算です。席数増は事業費増に直結します。当初の81億円から145億円に増えていますが、さらに増えるおそれがあります。

市は、アリーナをつくっても財政状況に大きな影響はない、有利な財源を使うなどと言いますが、他市事例と比べて民間の負担が大幅に少なく、結局ほとんど税金でまかなうことになります。アリーナができれば若者の流出を止められるとも説明しますが、全国でアリーナ建設があいつぐ中、そんな保証はありません。市長は、宿女議員の質問に対し、スポーツ環境の整備ではなく賑わいづくりや活性化だと答えました。目的すら変わってきています。

党市議団は市が進めようとするアリーナ建設の税金投入には反対です。市民やアマ団体が使える施設や設備の充実に力を注ぐことを提案しています。

質問時間の充実や撮影・録音の自由化は市民の願い

「議会の質問時間の確保と市民による撮影・録音の自由化を求めることについて」という市民からの陳情は、共産とみらいえが採択を求めましたが、その他の会派が反対し、不採択となりました。

障害者や低所得者に夏季冬季の電気代の補助を求める陳情は、自民や公明などが理由も示さず否決しました。

賛否の分かれた主な議案、陳情

(議案)アリーナの追加調査費を含む補正予算

 結果=可決(反対=共産、中島議員、みらいえのうち鬼木・土田・高成・前島議員)

(議案)自校調理を減らし学校給食センターの規模を拡大する事業契約

 結果=可決(反対=共産)

(陳情)障害者・低所得者への夏季・冬季の電気代補助を求める

 結果=不採択(賛成=共産、おかやま創政会、みらいえのうち鬼木・土田・國友・高成議員)

(陳情)議会の質問時間の充実と市民の撮影・録音の自由化を求める

 結果=不採択(賛成=共産、みらいえ)