市議団ブログ

2.7億円の値上げ 国保料の負担ますます重く
[ 06月06日 ]

岡山市は6日、2019年度の国民健康保険料(国保料)を発表しました。

●世帯ごとにかかる「平等割」・・・240円引き下げ

●世帯の収入に対してかかる「所得割」・・・0.3%引き上げ

●家族の人数が増えるごとにかかる「均等割」・・・720円引き上げ

この「均等割」は赤ちゃんが1人増えても36,480円の負担増です。会社員の「協会けんぽ」など他の公的医療保険には無いもので、古代の「人頭税」のような酷い制度です。

 

年間の保険料で見てみると、

●年金収入のみで所得200万円のご夫婦なら、6,210円値上げの275,315円

●子ども人を単親で育てている所得200万円の40代なら、6,930円値上げの363,175円

●40代の夫婦と子ども2人で所得300万円の家族なら、10,650円値上げの535,515円

となります。

 

今回の引き上げの全体額はおよそ2.7億円。逆に言えば2.7億円あれば、保険料を引き上げずに済みます。

国保の会計での貯金=国保基金は35億円あります。岡山市の予算は3,300億円です。国保料は、政治の判断で引き上げないことは可能です。

 

まもなく、国保に加入している世帯には、国保料の通知が届く思います。皆さんの暮らしの実態をぜひお聞かせください。国保料の納入などでお困りのことがあればご相談ください。