市議団ブログ

岡山市の子ども医療費18歳まで無料にして 10307筆の署名
[ 11月05日 ]

岡山市の子どもの医療費について、無料化年齢の拡大を求める署名に取り組んでいる市民の皆さんが5日、岡山市長あてに1万307筆の署名を提出し、18歳までの医療費を完全無料化にと訴えました。

市議団の東つよし・菅原おさむ両議員が同席しました。

 

署名に取り組んでいるのは、子どもの医療費無料化を進める岡山の会(木村久子会長)と岡山市社会保障推進協議会(河本志津恵会長)の皆さんです。

木村会長など15名が市役所を訪れ、福井貴弘保健福祉局長に署名と要望書を手渡しました。

要望書では、「子どもたちの生活や生命に重大な影響を及ぼす医療が経済的な理由によって左右されてはなりません。自己負担があることで医療機関にかかれない家庭もあります」として、子どもの医療費無料化を前進させることを求めています。

子どもの医療費について県内市町村では、通院医療費が、小学生が有料(1割負担)なのは岡山市だけ、中学生が有料なのは岡山市(3割)・倉敷市(3割)・総社市(1割)だけです。あとの24市町村は、中学または高校卒業まで完全無料です。

 

参加した子育て中の保護者の方々は、「子どもが少し大きくなると大きなけがも増える、安心できる制度にしてほしい」「重症化を防ぐための早期受診に有効」「岡山市では障害児も1割負担で、せめてこの改善を」「『コンビニ受診を懸念』と言うなら実態調査してほしい」などと訴えました。

 

福井局長は、「どこまでできるかは分からないが、皆さんの思いは真摯に受け止める」などと応じました。

 

岡山市はこれまで、医療機関側の診療の負担と保護者の経済的負担のバランスをとった結果だと主張していますが、全国的にも6割近い自治体が無料化を実施している中で、認識も制度も遅れていると言わざるを得ません。

 

党市議団は、これまでも議会など様々な場で、医療費無料化年齢の拡大を求めてきました。
今回の署名や寄せられた声などもしっかり受け止めながら、さらに市に無料化年齢の拡大を強く求めていきます。

 

 

会では、「子どもの医療費(入院・通院)無料化を18歳まで拡大してください」署名に引き続き取り組んでいくとのことです。ぜひ多くの方々のご協力をお願いいたします。

署名に関する問合せ先はこちらです。

新日本婦人の会岡山支部(電話086-239-1052)

岡山医療生活協同組合健康まちづくりセンター(電話086-271-7880)

岡山市社会保障推進協議会(電話086-234-2041)

 

 

☆☆☆集められた署名に添えられていた市長あて「ひとこと」の一部

●コロナ対策で大変ご苦労様です。子どもたちも毎日のびのび暮らせるよう願っています。もし病気になっても安心してお医者さんにかかれるようお願いします。

●少子化の中、将来の投資として18歳までは医療費無料化は早急に実施するべきです。

●岡山市以外の自治体で出来ている子どもの医療費無償化。岡山市にできないはずはありません。なにより住民の命を大切にする市政を望みます。

●娘が岡山に転居したいと思ったけど、子どもの医療費のことがあり、今検討中です。ぜひ無料化をよろしく。

●ひとり親も小学生から有料は大変です。中学校になったら3割。払えません。切に無料にしてください。

●もともと名古屋に住んでいました。結婚して岡山に住み始め、岡山市のみなぜ小学生から医療費がかかるのかが不満でした。将来のための子どものためにお金を使わずして他に必要なものはないと思います。