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12日、子どもたちに安全・安心でおいしい給食を食べてほしいと願う保護者や市民の皆さんが、岡山市教育委員会が進めようとしている学校給食センターの大規模化を撤回してほしいと、市民の署名5848筆を菅野和良教育長に手渡しました。
市議団の林じゅん、菅原おさむ市議が同席しました。
今日夕方の民放テレビ局のローカルニュースでも報じられたので、ご覧になった方もおられるのではないでしょうか。
岡山市では、小学校も中学校も以前から完全給食が実現しています。
その給食の作り方には大きく分けて2通りあり、その児童生徒がいる学校の敷地内で作る「自校方式」と、外部で複数校分をまとめてつくって各校に配送する「センター調理方式」とに分かれます。
現在、中区赤田で約2500食を作って5中学校に配送している「岡山学校給食センター」は築50年を超え、老朽化対策が必要です。岡山市教育委員会は、これを移転建て替えする際に7校増やして計12校7000食の大規模給食センターを新設する方針です。
●現在配送している5中学校・・竜操、東山、操山、岡輝、上南
●市教委が増やす計画の7中学校・・高島、富山、操南、旭東、西大寺、福浜、福南
これまで党市議団はこの問題をたびたび議会でも取り上げてきましたが、市教委は「まだ決定したわけではない」などとして、名前の挙がっている学校の校長先生や保護者、地域の方に説明することも拒んでいます。
市教委は、「学校給食運営検討委員会で議論してきた」とも言いますが、市教委が事前調査した結果をわずか数枚にまとめた資料だけで説明し、調査結果報告書を配布することすらしていないままで、説明を尽くしたとは到底言えません。
一方、2021年度予算案には用地取得費などが計上される見込みです。このままなし崩しに後戻りできないところまで進んでから「正式決定した」から説明するなどと言われたら、おかしな話です。
大規模化には、安全・安心や「おいしい給食」などの点で、さまざまな不安があります。
実際、他県では給食調理スタッフやその関係者がコロナ感染で、大規模に給食調理が止まった事例もあります。
市教委は、今回の皆さんの署名や声をきちんと受け止めて、「センター化ありき」で進むのではなく、さまざまな市民の方とも繰り返し話し合いながら、子ども達にとって何が一番良いことなのか、丁寧に考えるべきです。
●岡山市の学校給食をみんなで良くする会のホームページはこちら
http://www.ne.jp/asahi/kyusyoku/yokusurukai/
●岡山市の学校給食のページはこちら
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000004193.html