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(訂正3/16 10:10 選択的夫婦別姓に反対する陳情の賛否の数を間違えていました。訂正し、お詫びいたします)
2021年2月定例岡山市議会は15日、当局提案の107件と議員提案1件の計108議案を可決・同意し、4件の陳情を採択して閉会しました。
党市議団は、当局議案21件と議員提案1件の計22議案に反対しました。
党市議団の賛否の理由を述べて賛同を募るため、議案に竹永みつえ、陳情に東つよし、議員提案に林じゅんの各議員がそれぞれ討論に立ちました。
★市長の専決範囲を広げる議員提案を自民・公明・創政などが可決
議案のうち議員提案1件は、工事契約などで市長が議会での審議・議決を経ずに決めることのできる金額の上限を最大15倍に広げるものです。
これまでは契約変更の額が2000万円以上の場合には議会議決が必要でしたが、この提案では変更額が3億円以上かつ元の契約の10%以上に大幅拡大されました。
議員の役割の根幹の1つは、市政を市民目線でチェックすることですが、その役割を自ら縮めかねないものです。共産市議団と市民ネットが反対しましたが、自民系、公明、創政、1人会派が賛成し、変更されてしまいました。
★選択的夫婦別姓に反対する陳情は不採択
陳情のうち、選択的夫婦別姓に反対する陳情は、自民系の議員が賛成したものの、他の会派の議員の反対が上回り、不採択となりました。
陳情は、国へ選択的夫婦別姓の法制化に反対する意見書を提出するよう岡山市議会に求める内容です。
東つよし議員のほか、市民ネットを代表して羽場頼三郎議員も不採択を求めて討論しました。
・陳情に賛成・・17人(自民党市議団、自民党政隆会、1人会派の1人)
・陳情に反対・・23人(公明、共産、創政、市民ネット、1人会派の2人)
・棄権・・3人(自民市議団から3人が退席し、採決を棄権しました)
★党市議団が反対した主な議案
・予算関係・・マイナンバー拡大、家庭系ごみ袋有料化、自衛官募集事務、新斎場・瀬戸内斎場、路面電車駅前乗入、市立園廃止・民営化、介護保険料値上げ、苫田ダムの無駄な水を受水・購入するなどの予算
・市立幼稚園・保育園の廃止・民営化につながる条例改定
・介護施設やサービスの基準を緩和する条例改定
・保育サービスの基準を緩和する条例改定
・都市公園を独占的使用(=占用)できるルールの作り方がおかしい条例改定
・市の非正規職員の福利厚生切り下げにつながる条例改定
・市長の専決処分の範囲を拡大するもの
★陳情のうち賛成、または反対した主なもの(カッコ内は結果)
・市長の専決処分の範囲の拡大を求める・・反対(採択)
・コロナ禍での市立園の廃止民営化の一時停止を求める・・賛成(不採択)
・新型コロナで経済支援や感染対策の指導を求める・・賛成(採択)
・学校給食は単独自校調理方式を基本とするよう求める・・賛成(不採択)
・より安全な学校給食の実現を求める・・賛成(採択)