市議団ブログ

12/7には、河田、東、田中が個人質問に立ちました
[ 12月07日 ]

12/7のトップバッターに立った河田正一議員は、ごみ問題、斎場問題、豪雨災害の3テーマで質問しました。

このうち、豪雨災害では、北区御津宇垣地区が、初期段階では「外水ではない」浸水とみなされていたため、住家の被害認定が厳しく、中には床上130cmでも「半壊に至らず」と認定されている問題を取り上げました。市は、不公平感があることは認めつつも、状況改善に積極的に取り組もうという姿勢は見せませんでした。

農地の復旧では、流された表土も復旧補助事業の対象であることを明確にしました。

また、ごみ問題では、繰り返し取り上げてきた事業系ごみについて、処理費用より安い今の料金を適正に引き上げるよう求め、市も料金改定する方向を示しました。

河田正一議員の質問の大まかな項目は次の通りです。

1 ごみ処理について(資源化によるごみ減量、事業系ごみの料金適正化、ごみ処理広域化計画)

2 岡山市斎場整備計画について(必要炉数の算定、瀬戸内市新火葬場に対する岡山市の費用負担)

3 平成30年7月豪雨災害(住家被害認定、町内会集会所補助金、河川のしゅんせつ、農地復旧)

 

 

 

河田議員に続いて質問に立った東つよし議員は、吉備線LRT化、岡山芸術創造劇場、災害弱者の平時の備え、障碍者福祉の4テーマで論戦しました。

吉備線LRT化や芸術創造劇場では、それぞれ以前の計画に比べいずれも費用が増えていることを詳細に指摘して論戦。費用がまだ膨らむ可能性があることが明らかになりました。また、検討会議や市民の間での議論を軽視して市が内部で決めて進めていく姿勢も垣間見えました。

災害弱者の平時の備えでは、大規模災害が発生した場合などに緊急情報を知ることのできる「緊急告知ラジオ」を市民が購入できるようにすることや、その際には文字で情報を受け取れるタイプも検討することを求めました。市は有用性を認め、今後研究してくと答弁しました。

東つよし議員の質問の大まかな項目は、次の通りです。

1 吉備線LRT化について(費用の膨張、計画検討、利用者の利便性向上につながるか)

2 岡山芸術創造劇場(仮称)について(費用の膨張、計画検討、文化芸術団体との連携)

3 災害弱者への平時の備えについて(避難行動要支援者名簿の有効活用、用配慮者利用施設での対策、緊急告知ラジオ)

4 障害者福祉について(心身障害者医療費、弱視用メガネ、65歳問題)

 

午後イチの登壇者だった田中のぞみ議員は、指定避難所、さんかく条例と性の多様性尊重、不登校支援の3テーマで質問しました。

男女共同参画社会の実現をめざすさんかく条例は、性の多様性などの新たな要素を盛り込む方向で改正作業が進められています。田中議員は、男女共同と性の多様性尊重には、重なる部分もある一方それぞれ固有の課題があり、十分に整理しないとかえってわかりにくくなる、別条例を制定するほうが良いのではないかとただしました。市長は、「さんかく条例は女性活躍の視点で強化すべき」と、方向性のずれた独自見解を述べました。

不登校については、文部科学省が必ずしも学校に戻させることが唯一ではなく、居場所の確保や学習機会の保障などを求めるよう方向転換してきていることを、法令や国通知などを使って詳細に紹介。岡山市教育委員会が設置している「適応指導教室」を利用している児童生徒が、不登校全体の1割程度であることを示して、残りの9割の子どもの居場所と学習機会づくりに市教委が積極的に取り組むよう求めました。フリースクールなど民間団体との連携協議会については設置を検討することを約束させました。

田中のぞみ議員の質問の大まかな項目は次の通りです。

1 指定避難所の開設・運営について(市職員が開設することにこだわるな)

2 さんかく条例の改定と性の多様性尊重社会の実現について(条例改正の目的や視点、別条例化)

3 会計年度任用職員制度について ※割愛

4 問題行動と不登校支援について(スクールソーシャルワーカーの全校配置、「適応指導教室」の名称変更、フリースクールなどへの支援)