市議団ブログ

検査の拡大に背を向け続ける姿勢でよいのか
[ 09月09日 ]

9月9日の本会議で党市議団の田中のぞみ議員は、「保育・教育施策の充実」「公共交通の整備」の2テーマで個人質問に立ちました。

このうち、学校のPCR検査について、文部科学省が8月27日に出したガイドラインも示して、1人でも感染者が出たらクラス全員とか学校全員とかを検査するという方針を出せないかと求めました。

教育長は、濃厚接触者の特定は保健所が行っており、これまでのところは特定が困難な状況はないという認識を示したうえで、「もし仮に特定困難という状況になった場合は、全員検査ということも含めて保健所等としっかり協議して判断していく」と答弁しました。

 

田中議員はさらに、12歳未満はワクチンが打てない現状の下で子どもたちをどう守るのか、学校や就学前施設の子どもには特別な手立てが必要として、政策的な判断として検査の抜本拡充の方針を示してほしいと市長に迫りました。

答弁に立った市長は、「田中議員同様、我々も子どもの健康を守っていくことは本当に重要なことだ」と述べはするものの、検査の拡大については全く言及しませんでした。

 

岡山市は、PCR検査は陽性者の周辺に限るという考え方にかたくなにこだわっています。

大森市長は、この間の市のコロナ対策を誇っていますが、検査拡大に背を向け続ける姿勢のままで、市民の願いに応えることができるのでしょうか。