市議団ブログ

岡山市議会の公開性を後退させてはいけない 市民にとって大問題
[ 04月13日 ]


岡山市議会では、市民の方が傍聴席から写真や動画を撮影することは、議長の許可を得て、できます。

いま、一部会派がこれを「原則禁止」にする案を、12日の議会運営委員会(議運委)に出しました。

党市議団は、公人が公開の場で公務で行っていることについて、市民が撮影するのを禁じることは、議会の公開性を後退させるもので、絶対に行うべきではないと考えます。

そして、議運委の副委員長でもある林じゅん議員が、「現行通り」とする対案を出しました。

2つの案は、各会派で持ち帰り、次の議運委で決定することになります。

岡山市議会の運営のあり方を議論する議運委にもぜひご注目ください。

 

 

 

林じゅん議員がフェイスブックに書いた記事でも、ことの詳しい経過と問題点を説明しています。

下のテキストはその全文引用です。元記事は、最後のリンク先からご覧ください。


 

岡山市議会で、本会議で市民が撮影し、ネットに上げた動画を問題にして、傍聴者による撮影を禁止しようという動きがあります。

経過は、2021年10月11日及び11月24日の議会運営委員会記録をご覧ください。

https://ssp.kaigiroku.net/tenant/okayama/MinuteSearch.html

 

本会議のインターネット中継やoniビジョンの放送では、発言者しか映らず、議会全体の状況は分かりません。

本来、公開されている議会について、市民が自ら関心を持った部分を記録し、様子を発信するのは当然です。

誹謗・中傷はいけませんが、名誉毀損や侮辱は撮影された本人が抗議したり法的手段を取ったりして対応すべき問題です。

写真や動画が「不適切」な使われ方をする可能性があるから、とあらかじめ禁止するのは開かれた議会に逆行する大問題です。

 

現状では、撮影できますが許可が要ります、となっています。

岡山市議会ホームページ よくある質問

https://www.city.okayama.jp/faq/faq_detail.php?frmId=1010

撮影許可申請の様式が定められていて、実際に撮影している市民がいます。

 

根拠となる岡山市議会傍聴規則は、次の通りです。

(写真、映像の撮影及び録音の許可)

第14条 傍聴人は,傍聴席において写真,映像を撮影し,又は録音をしようとするときは,あらかじめ議長の許可を得なければならない。

今日の議会運営委員会で、撮影禁止を前面にした次のような条文に改正する案が委員長から出されました。

(写真、映像等の撮影及び録音等の禁止)

第14条 傍聴人は、傍聴席において写真、映像等を撮影し、又は録音等をしてはならない。ただし、議長が公益上特に必要と認める場合は、この限りではない。

このような改正は不要です。

日本共産党岡山市議団は、対案として現行の傍聴規則を提出しました。

今日は各会派に持ち帰り、それぞれの案について協議することになりました。今後の議会運営委員会で決定されます。

東京新聞に、市民による撮影の禁止を問題視する記事がありました。

https://static.tokyo-np.co.jp/…/CK2019041802100018.html


林じゅん議員のフェイスブック記事(2022/4/12)

https://www.facebook.com/jun.hayashi1