市議団ブログ

決算審査の準備 佳境に
[ 10月05日 ]

 

 

 

岡山市の予算規模は、一般会計だけで4000億円、他の会計を合わせると6000億円以上の規模になります。

原資は、市民や市内事業者などが納めた税金、国からの地方交付税や様々な交付金などです。

これを、市民の福祉向上のために適切に使っているのか、無駄や不適切な支出はないか、政策目的の妥当性やお金の使い方の効率性はどうか、などを市議がチェックするのが「決算審査」です。

昨年度=2021年度の決算を審査する常任委員会は、今週の7日から(総務委員会以外は11日から)開かれます。

決算に関する資料は、一般会計と特別会計のすべての数字が載っている「歳入歳出決算書及び決算付属書」が一番分厚くて759ページ、

市が力を入れて取り組んでいる政策の決算額や結果などについて書かれたレポート「令和3年度における主要な施策の成果等に関する説明書」が303ページあります。

このほかにも各会計の報告書や、市が出資している外郭団体等の決算報告書も、何冊もあります。

これらの資料は、合わせた厚みが9.6センチ、10センチ近くの分厚さです。

また、これとは別に、政策や事業の中身をより詳しく調査するために、議員が請求して担当課が作成した資料も膨大な量があります。

いま、市議たちはこれらの資料を読み込み、担当課の職員の方からの説明を聞き、予算や過去の年度の資料も見比べながら、内容を精査しているところです。準備は佳境を迎えています。

市政のチェックは、市民から議員に課せられた重要な役割です。しっかりと中身のある審査をするために力を尽くします。

 

——-
2022.10.06 8:40追記

岡山市議会では、資料は原則デジタル化されており、通常の委員会資料(今回の請求資料も)は、議員には紙での配布はありません。
議員は、貸与されたタブレットでPDFデータを見ます。

そのうえで、決算書や予算書など一部の資料については紙冊子でも配布されています。

また、議員分とは別に、会派控用として1部だけ紙資料での配布がされています。

資料が膨大である場合や、複数の資料を同時に見比べる、細かい計算をする、メモを書き込むなどの場合には、紙資料のほうがやりやすい時もある、というのが現状です。