サイト内検索
サイト内検索
23年9月定例岡山市議会の一般質問が8日に始まりました。
この日1番手で質問に立った東つよし議員は、水道料金の平均20%値上げ案と、費用がさらに大幅増の路面電車駅前広場乗り入れ計画を取り上げ、それぞれの撤回を求めました。
この中で、最後に答弁に立った大森雅夫市長は、水道料金値上げ案について、「まだ議案を出してるわけではない、議案提出まで、市民の声等々を考えて、対応を検討していく」と述べました。
また、別の議員への答弁でも市長は、「物価高騰のおり、さまざまな声があることも承知している。今後どこまで料金改定率を抑えることができるか、議論して決めていきたい」と述べました。
市は、今回の値上げ案で集める水道会計の収支不足分は281億円、これを1年あたりにすると約35億円で、年間3600億円の市一般会計にとっては1%と答弁しました。
路面電車の駅前乗り入れは当初の10億円からすると9倍近く、昨年ミスで計画修正した66億円からも22億円以上増えています。それでも市は「岡山市にとって優先度が高い」と何としても進める考えです。
諸物価の高騰で市民の生活は苦しさを増しています。こんな時、水道料金の市民負担増を回避するために市の年間予算の1%を振り向けることのほうが、はるかに「岡山市民にとって優先度が高い」のではないでしょうか。
市長の答弁は、値上げ方針の修正を考えざるを得ないほど市民の声が届いていることを感じさせます。
市民の声が市政を動かすことに確信をもって、私たちも引き続き取り組みを強めていきます。