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しんぶん赤旗(23/9/20付、8面)に「『男性被害者』軽視する社会」という見出しの記事が載っていました。
「子どもへの性暴力根絶を ジャニーズ問題から考える」という副題がついています。
保健体育の教員として私立高校で25年間勤務した後、性教育の研究の道を進んでおられる村瀬幸浩さんの執筆記事です。
文中、いくつもの言葉が、心に刺さりました。
「男性が被害者になることは情けないことだ、というジェンダーのとらわれによって、社会が男性の被害に対して冷ややかな目を祖注いできたのではないか」
「男性同士の性暴力への認識が、いたずらやからかい、遊びとしてしか認知されてこなかったことも大きな問題」
「男子の性被害を遊びやふざけとして扱ってきたことは、男子のプライベートパーツを軽んじ、被害を被害として認識できなくさせてきました」
「学校で性教育がほとんど行われなかったことが、今回の問題でも根本的に問われています」
「同性への性暴力と同性愛は関係がない。それを伝えなければ、同性愛に対する偏見を育て、ゆがんだ認識をはぐくむことになります」
最後の段落は、「性は人権そのもの。性暴力は命を脅かす重大な人権侵害です。性と人権をむすびつけて問題に向き合う力を大人が育んでいくことが必要です。それが子どもの性暴力をなくす力になります」と結ばれています。
数々の指摘は、本当にその通りだと思います。
私たち一人一人がこうした指摘をわが身にあてて考え、自分自身をアップデートしていくこと。
そして、学校教育をはじめとするさまざまな場で、どんな性であろうとも「性暴力は重大な人権侵害、遊びやふざけではない」ことを社会全体の共通認識にしていくことが大切なのではないでしょうか。
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