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(今日のしんぶん赤旗から240523③)
紙面を開いて、ある見出しに目が留まりました。
「姑息」国民お見通し
というものです。
記事は、6月に実施される定額減税について、政府が給与明細に所得税の減税額を明記することを企業に義務付けると言い出したことについて、批判が殺到していることを報じるものです。
この話を最初に聞いた時には、あきれはてました。もう5月も下旬、いまから「6月の給与明細に明記を」とは、現場でどれだけ事務実務に苦労させられるのか、少しも想像できないのでしょうか。
現在は「卑怯」という意味合いで使われることが多い「姑息」ですが、もともとは「一時しのぎ」「その場しのぎ」という意味です。
この記事は、どちらの意味で使っているのかなと考えましたが、どちらの意味でも通じるなと思いました。
「卑怯」な「一時しのぎ」でごまかすのはやめて、消費税の緊急減税など、市民生活を本当に応援できる抜本的な手を打つべきです。
ところで、このことを調べていて、文化庁のホームページに興味深いサイトがあるのを知りました。
◎ことば食堂へようこそ!
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/kotoba_shokudo/index.html
◎言葉のQ&A(まとめ)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/kotoba_qa/index.html
時間があるときに、ゆっくり見てみようと思います。