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「内心の自由」を侵害するな 合同葬儀問題で緊急申し入れ
[ 10月16日 ]

 

日本共産党岡山市議団は16日、故中曽根康弘元首相の政府・自民党合同葬に際して、岡山市が市の各施設に半旗の掲揚を求めたり、市職員に黙とうを「お願い」していることについて、岡山市に抗議し撤回を求める緊急申し入れを行いました。

東つよし議員が大森雅夫岡山市長に文書を手渡しました。教育委員会にも文書を届けました。

誰かに対する弔意はそれを示すかどうかも含めて個人の内心の自由です。

市側は「お願いであり強制ではない」としていますが、内心の自由なのですから「お願い」することさえ不必要で不適切なことです。

 

申し入れの全文は、下からご覧ください。

【印刷用PDF】201016 中曽根元首相合同葬の弔意表明に関する緊急申し入れ

 


2020年10月16日

岡山市長 大森雅夫 様
岡山市教育長 菅野和良 様

日本共産党岡山市議団

団長 竹永光恵 

元首相の合同葬儀に際して職員等に黙とうを求めること等に抗議し撤回を求めます

 

 岡山市は、10月17日に行われる故中曽根康弘元首相の政府・自民党合同葬に際して、庁内掲示板を通じて、市の各施設に対して半旗を掲揚することを求め、職員に対しては時刻を午後2時10分と指定して家庭などそれぞれの場所で黙とうを「お願い」するとしています。

 また、岡山市教育委員会は、県教育委員会からの連絡を受けて各学校の判断で対応するよう電話連絡しています。

 弔意というのは、誰に対するものであっても、弔意を示すかどうかも含めて、すべて内心の自由に関わる問題です。憲法が保障する内心の自由を侵害することは、決して認められません。

 この葬儀は特定の政党である自民党との合同葬儀です。教育機関での弔意表明は、特定の政党への支持や政治活動を禁じている教育基本法第14条に抵触する恐れがあります。

 岡山市が市で働く職員に対して特定の個人に対する弔意を求めること自体、あってはならないことであり、日本共産党岡山市議団として強く抗議します。

 半旗掲揚や黙とうの「お願い」をただちに撤回することを求めます。

以上