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東つよし議員は6月議会の個人質問初日(6/12)に、学童保育、災害対策、ごみ処理、岡山芸術創造劇場の4テーマで質問しました。
学童保育の課題では、東議員が、夏休みの1日保育で「3密」を避けるためにクーラーのある教室を開放するよう求めたのに対し、菅野和良教育長が「クラブから要請があれば、支障のない範囲内で対応する」と述べました。
また、東議員が重ねて、クーラーの電気代をクラブや保護者の負担にならないよう求めたのに対し、「教室の利用申請にあわせてクーラー電気代の減免申請も出してもらうようにするので、使用者負担はない」と述べました。
他のテーマなど、答弁の全体像は、また後日お伝えします。
東議員の質問全文(事前提出したもの)は、上のPDFファイルか、下の文章をご覧ください。
(1)夏休み中の学童保育の運営について
コロナの学校休校で、子ども受け入れの最前線に立ったのが学童保育です。感染源にならないよう細心の注意を払いながら努力がされてきました。夏休みを前に何点か質問します。
質問ア:扶養の範囲内で働く支援員は、勤務時間の上限が間近でないかと考えます。支援員不足におちいる可能性のあるクラブの把握をしていますか。
質問イ:支援員確保のために、市は何をしますか。
質問ウ:3密を避けるために、クーラーのある教室を開放することになりますか。
質問エ:学校の教室利用の際、消毒作業が大変だったと聞きます。なんらかの手立てはとれませんか。
質問オ:根本的には、支援単位の人数や1.65㎡の基準を見直し、少人数化を目指すことが必要ではないですか。
(2)市立化について
4月から22クラブが市立化しました。出てきた課題は、解決しながら進めることを求めます。
質問ア:市立化したクラブでは、現金の取り扱いは避ける運用がされているということですが、ちょっとした買い物は気軽にできるよう改善できませんか。
質問イ:各クラブの支援員が集まる主任会議は現場の声を聞く大事なチャンスだと思います。どのような位置づけがありますか。
質問ウ:運営委員会に代わる地域連絡会議は、設置する責任はどこにあり、どんな権限がありますか。
質問エ:運営委員会の財産の管理はどうあるべきですか。宙にういたまま責任不在になるおそれはありませんか。
質問オ:市立化の判断をするにあたって、市立化したクラブについての情報提供はどう行いますか。
質問カ:市立に移行したクラブと、してないクラブの支援員や保護者からそれぞれアンケートをとったり、自由な意見交換をする場をもうけませんか。
質問キ:市立クラブの支援員の週30時間の勤務時間制限を緩和しませんか。
(3)民間団体等への報奨金について
休校中にこどもを受け入れた民間学童保育、民間団体等への報奨金が、5月臨時補正で計上されました。市民の努力にこたえる大切な施策です。ただ、4月休校についての報奨金であり、3月の受け入れは対象外です。
質問ア:金額の決定根拠は何ですか。
質問イ:3月休校中の民間学童保育による受け入れについて、市はどう評価されていますか。
質問ウ:過年度の功績に対して報奨金が支払えるようになりませんか。
(1)避難について
新型コロナの不安のもとで出水期を迎えます。避難について、親戚や友人宅への避難、避難所でも車中泊するなどの対応方針が示されました。
質問ア:適切な避難行動を阻害することになりませんか。市民にはどう周知しますか。
質問イ:車での避難所への避難では、エコノミークラス症候群の危険、車のエアコン使用によるガス欠の可能性、トイレの使用や食料などの受け取りの困難さが考えられます。それぞれどう対応しますか。
質問ウ:避難が長期化しそうな場合、PCR検査の対象を広くとることが考えられませんか。
質問エ:重症化しやすい人を福祉避難所につなぎやすくするしくみはつくられますか。
(2)水害対策について
6月2日に浸水対策推進協議会が開かれました。浸水対策行動計画の着実な実行に期待しています。
質問ア:市管理の河川の管理は、今年度に現況調査・計画策定で来年度から計画に基づく維持管理とされています。土砂撤去などの要望が地域から出された場合どう反映しますか。
質問イ:既存ストックの有効活用として、道路側溝や集水桝の土砂だまりや雑草繁茂を早期に発見・対応する取り組みを強化するとあります。高齢化で掃除の困難な町内会が増えています。用水路も同様です。どうされますか。
質問ウ:新たに見直しを行った浸水(内水)ハザードマップは、避難所一覧が地図面に表示されていないと聞いており、市HPの「防災情報」からの地図は4年前のものです。改善できませんか。
(1)広域化について
岡山市は南区豊成の岡南環境センターを、久米南町と玉野市のごみも燃やす広域処理施設として現地で建て替える計画です。
質問ア:建設費用が5年前の1.8倍の169億円です。建設需要のピークを避け、それまでは今の施設で受け入れれば安くあがりませんか。
質問イ:広域処理施設は岡山市に委託されます。3自治体の組合にしない理由は何ですか。
質問ウ:当新田や東部の焼却施設は民間委託です。ノウハウを維持するため、どこかで直営の運営を行う必要がありませんか。
(2)ごみ処理について
地球規模の気候変動は、日本でも台風・豪雨災害の大規模化をもたらしています。安倍政権による石炭火力発電の温存増設など、経済活動、もうけを気候対策に優先しては未来は守れません。
市長は、政令市長会で2050年の温室効果ガス実質ゼロに向けた話し合いをされているとうかがいました。積極的な取り組みに期待をしています。
質問ア:国は昨年5月20日、産廃プラスチックの処理を自治体に求める通知を出しました。受け入れるべきでないと考えますがどうですか。
質問イ:事業系ごみ処理手数料についてです。もうけをあげる業にともなって出るごみであり、税金投入しないのがスジだと考えます。経費に見合った手数料になりますか。
質問ウ:家庭系ごみの4割が厨芥類、生ごみです。堆肥化で大幅削減できませんか。
質問エ:家庭系ごみは生活している限り必ず出ます。元々行政の責任で行うものであり、市民に負担を求める筋合いではありません。ごみ有料化をもとの無料に戻しませんか。
質問オ:有料ごみ袋の売り上げから経費を引いた額は、温暖化対策などに使うとしています。売り上げが無ければ行わなかった施策はありますか。
質問カ:PETボトルや発泡トレーは市で回収していますが、スーパーでも出せる場所があります。それぞれの排出量や、再利用の状況が分かりますか。
質問キ:プラスチックそのものを出さない排出規制を、市として音頭をとりませんか。
2月議会で竹永議員は使用料案について、中劇場は市民文化ホールの約2倍になり、減免もなくなると指摘しました。答弁では、受益者負担なので高くなるとしつつ、3月末の意見交換会で意見を聞いて決めるということでした。しかしコロナの影響で実施されないままです。今議会では経過措置として減額・減免を規則で定めると示されました。
質問ア:減額・減免の内容は何ですか。
質問イ:意見交換会は開かずにすませられる位置づけだったのでしょうか。それに代わる意見の聞き取りなどはどれだけの規模で行ったのでしょうか。
質問ウ:減額・減免を条例でなく規則にする理由は何ですか。経過措置であれば、期限がありますか。
質問エ:市民文化ホールの減免は「芸術文化の振興や社会福祉、学校外行事等の支援」という答弁でした。この役割と内容は中劇場でもそのまま受け継がれますか。
国は第2次補正で560億円規模の文化芸術支援をもりこみました。また文化庁の事務連絡では、指定管理者制度の施設のキャンセル等による減収について、自治体に適切な運用を依頼しています。
質問オ:市としての演劇や芸術に関わる人たちへの新型コロナ対策は何ですか。
質問カ:文化芸術関係への新型コロナの影響の把握を行いませんか。