役立つ市の施策

岡山市が777億円の補正予算案を発表、市の独自分は36億円
[ 05月07日 ]

 

岡山市は5月1日、777億3800万円の一般会計補正予算案を発表しました。予算の全てが「新型コロナ対応」で、大半を占めるのは国民一律に10万円を給付する「特別定額給付金」支給事業の715億円です。岡山市独自分は36億円で、中小・小規模企業などへの支援や国事業への岡山市支出分などを行い、全額財政調整基金の取り崩しでまかないます。

あわせて、国民健康保険や介護保険などの特別会計補正予算3800万円余も発表しました。

補正予算案などの議案は、5月12日の臨時市議会で審議されます。

また市は、国民健康保険や後期高齢医療に傷病手当金制度を追加する条例改正案を提案する予定です。傷病手当金は、「新型コロナ」やその疑いで仕事を休んだ時に、一定条件のもとで休業手当が支給されるものです。

ただし、対象は「被用者」つまり給与をもらっている人に限定され、同じ国保加入者でも自営業者や農業者などは対象外とされています。

補正予算案の中で主なものは、次の通りです。(後述の単市分を除く)

●PCR検査の自己負担助成、検体の採取・輸送の委託…6,045万円

●感染症患者の入院医療費を公費負担…1200万円

●消防活動時や学校・社会福祉施設等で使うマスク・消毒液・防護服などの調達…5億2813万円

●休業等で減収の方をサポートする相談支援員の増員…4130万円

●児童手当への児童1人当たり1万円上乗せ…9億9000万円

●放課後児童クラブの長時間開所への助成…1億3200万円

●小中学生への1人1台タブレット配備前倒し…17億7300万円

その他詳しい内容は、リンク先をご覧ください。

http://www.city.okayama.jp/contents/000410232.pdf

 

市独自で行う事業には、次のようなものがあります。

●中小企業・小規模事業者に支援金…22億2075万円

●新たな販売手法やテレワークの導入などに補助金…2億2000万円

●マル経融資を受ける小規模事業者のうち国の利子補給対象外事業者に利子補給…775万円

●中小企業診断士を派遣、商工会議所などと共同で各種支援策の周知…5544万円

●市登録外の放課後児童クラブで子どもを預かっている場合に報奨金…1300万円

●教員がICT教材をつかって家庭学習を支援…2200万円

●国保、介護保険、後期高齢医療の保険料減免や傷病手当金の問い合わせに対応するコールセンター設置…2026万円