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日本共産党 岡山市議団

津島公館を壊してよいのか…

08年02月6日

 津島公館をご存じですか。大正ー昭和初期の「民家」で、津島総合グランドの北にあります。市はこれを近くとり壊す予定です。
 一方、市議団には、「改修して、有効活用を」との声が寄せられています。
 市議団は現地を視察。旧安井邸は、手入れされず荒れはてた庭の奥に堂々と建っており、風格のある姿でした。安井家と親歳関係でよく遊びに来ていたという河田議員は、なつかしそうに次のように話しました。

 「御津の河原邸や酒蔵より保存状態はいい。改修費は必要だが…。」と。

 岡山市は、坪田譲治の生家も壊してしまった過去をもっています。文化的、歴史的建造物を大切に考えてきたとはいいがたいと思います。今、立ちどまって考えてみようではありませんか。
 かつて、私は北欧を訪ねた際、傾いた建物を何度も修繕して役所として使っている「事実」をこの目で見ました。壊さずに使うためには改修費が必要だが、壁に書いてある絵まで修復をしている行政の姿勢に価値観のちがいを感じたものです。壁画の修復をしていた青年が、「日本だったら壊してしまうでしょう…」といったことを忘れない。今から10年前のことです。

 本造建築でも登録文化財の価値を大切にしたい…。あれから10年、「そろそろ価値観を転換せよ!」と安井邸が訴えている様に思えました。
 市長さん!考えてみませんか。



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