来年度国保料すえおきへ
東 つよし 14年02月13日
来年度国保料すえおきへ
１２日に開かれた国保運営協議会で来年度の国民健康保険料はすえおきが提案されました。昨年度２９億８千万の一般会計からの繰り入れをしており、今年も同程度の繰り入れで据え置きとなりました。寒い中多くの方から集められ、岡山市に提出した２万５千筆の署名の力です。
保険料は、２月岡山市議会での議決を経て決まります。党市議団は国保料引き下げの論戦に力を尽くします。
狙われる再来年度からの値上げ
国保運営協議会では、国保財政健全化の名前で２０１５年度～２０１７年度の国保料値上げやむなしという当局の見解が示されました。理由は「一般財政からの政策繰入の抑制」や給付と負担のバランス、などです。
委員からは、この計画は値上げありきだが、いろいろなシミュレーションをして導いた結果なのか？との質問がだされ、保健福祉局長は、あらゆる努力をすることが先にあり、値上げはやむなしという時になると答えました。
国保加入者の七割が低所得者の高齢者や若者であり、医療費がかかる世代でもあるので、財政が厳しいのは当たり前であり、税金投入しなければなりたたないこと。そのことが分かりながら改悪してきた国の責任と、地方自治体の負担が増えた制度の変遷を抜きには語れない実態があります。これら背景も資料として示すべきだと共産党議員は指摘しました。一方公明党の議員からは、市民の税金を国保財政に投入することに疑問の意見が出ました。
共産党議員は、いのちに関わる制度で、なによりも最重要課題と位置付けるべきです。ほとんどの市民が最終的には国保になるわけなので税金の使い方では不公平ではない、と指摘しました。
２月２８日１０時～河田議員代表質問
２月議会では会派ごとの代表質問が行われます。質問時間は１時間です。日本共産党岡山市議団からは河田正一団長が質問に立ちます。２月２８日（金）午前１０時からです。傍聴においでください。
