声明
市議団事務局:石原 08年03月18日
今日、声明を発表しました。
内容は、シルバー人材センターについてです。
シルバー人材センターは7600万円ともいわれる使途不明金を出し、粉飾決算を重ね、現在でも2億円を超す債務超過があり経営破たんをしています。
そのシルバー人材センターに1億1600万円の補助金支出の議案が賛成多数で可決されました。
これに抗議をする声明を出しました。
声明本文は下記に載せています。
2008年3月18日
声 明
―(財)シルバー人材センター経営安定化基金造成補助金の
委員会可決に抗議する―
日本共産党岡山市議団
田畑賢司 崎本敏子
竹永光恵 河田正一
林 潤
昨日、岡山市議会保健福祉委員会は、(財)シルバー人材センターに1億1600万円の補助金(経営安定化基金造成のため)支出の議案を日本共産党岡山市議団と市民ネットが反対する中、賛成多数で可決した。
私たちは、怒りをこめて、この道理なき補助金支出の可決に抗議する。
(財)シルバー人材センターは、7600万円ともいわれる使途不明金を出し、粉飾決算を重ね、現在でも2億円を超す債務超過があり、財政破綻をしている。この問題が、07年6月に発覚して以後の(財)シルバー人材センターの対応は、当事者能力を失ったものであった。市議会は、真相糾明と責任の明確化、再建の方策などを示すよう求めてきたが、現在もなお、真相糾明はできていない。にもかかわらず、市当局は、通常の運営補助金2800万円余(国とあわせると約6000万円)の使途について「『適正である』、補助金交付に当たり提出された虚偽に作成した収支報告も『適正である』」と開き直っており、この場にいたって平成20年度補助金も支出しようとしている。補助金交付規則・要綱に抵触していることを認めながら、補助金を支出することは断じて容認できない。
今回の新たな補助金の支出のうち8800万円は、公園協会と厚生会からの借金返済に使われるものである。外郭団体間で行われた、不正な金銭の貸借を不問にし、その穴埋めに市民の税金をつかうことは誤りである。
私たちは乱脈経営で破綻した(財)シルバー人材センターは清算し、シルバー事業は新しい社団法人のもとで継続・活性化させたいと考えている。
そのためには、(財)シルバー人材センターへの不可解な支出ではなく、新たな社団法人への支えこそ必要である。
岡山市議会は、良識を発揮して、市当局の誤りを是正する役割を果たすべきである。
以上