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日本共産党 岡山市議団

26日午前3時に2月定例議会終了

08年03月26日

 2月定例議会は異例の5日間の会期延長となり、26日午前3時に終了しました。
 延長の原因は、(財)岡山市シルバ―人材センタ―への1億1600万円です。総務委員会は、21日に審議を終えていました。ところが、行革担当の佐古理事が、『シルバ―人材センタ―への通常補助金は岡山市の補助金交付要綱・規則に抵触している』という答弁を訂正したい』と申し出て、再審議となったのです。この答弁訂正は、「補助金は対象経費として適正に使われていて、要綱・規則には抵触していない」と言う内客…!180度変更ですから、びっくり!!
 (財)シルバ―センタ―は、不正経理で2億円を超える借金を抱えており、使途不明金は7600万円、名前は特定できないがといいつつ横領で告訴し、受理されている、そして3人の幹部職員を徴戒解雇しました。この状況で同センタ―に市や国が出していた補助金は適正に使われていたというのです。普通は、こんなむちゃくちゃなら適正かどうかわからないと考えるのが常識です。市に対して、毎年偽りの補助申請書を出して、補助金を受けとっていたことを問題だと岡山市はそのうちきりを含めて検討すベきなのです。それをしないどころか、1億1600万円を追加で補助しようというのです。その弁明はシルバ―事業は公益性が高いから…だと。
 この論法で行くと、高谷市長の補助金の出し方は、公益(それがシルバ―事業であれ、保育であれ、高齢者福祉であれ、市長が公益と考えればOK)事業だとなれば、自ら刑事告発するような不正があっても通常の補助金はもちろん、特別に基金を作る補助金まで出して、その救済をするということになります。これが市民が認めるル―ルになるのでしょうか!?このことは今後、高谷市政の大きな火種になるでしょう。
 
 総務委員会で、田畑、田原両議員が、黒を白と言い換えようとする佐古理事、村手副市長にその非常識を正そうと精一杯の理を尽くした論戦を展開。傍聴していて、どちらに理があるかは明らかでした。

 佐古理事は4/1に副市長となられます。これまで長く市職員としての働き振りを知っている私は、そのまじめさを存じています。実務者として誠実にやってきた人は、「不正は不正」と答弁したのです。それを「正しい」と言い換えて、その理由は『担当局の判断。私はわからない』で通さなければならなかったことを思うと、体も心も大切に…と案じずにはいられません。

 市当局の非常識もさることながら、議会側も市民ネットと共産党以外は賛成!?チェック機能を果たせなかったことは残念です。赤信号みんなで渡れば怖くない…。市議会をそういう場にしないためにこれからもがんばります。

 シルバ―会員の皆さん、私たちは、破綻した船でなく、ちゃんとした新しい船で継続、活性化をとずっと訴えています。事業を守ることと、シルバ―財団を守ることは別です。これからもがんばっていきましょう!!



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