計画策定は市民参加で
市議団事務局(東田) 14年12月18日
岡山市が新しい総合計画の策定に向けて動き始めました。
現在は、2009(平21)年度からの「岡山市都市ビジョン(新・岡山市総合計画)」がありますが、さまざまな環境の変化があるとして全面的に策定するというものです。大森市長から審議会に、2016(平28)年度から10年間の「長期構想(仮称)」について諮問され、議論がスタートしました。
今日は第1回の審議会ということで、まず正副会長の互選が行われました。そして、委員それぞれが、自身の立場からの視点や重点化すべきと考えるポイントなどについて、意見発表を行いました。
傍聴していて、1つ重要なポイントだと感じたのは、「計画策定段階からの市民の参画」です。
今回審議される計画は、岡山市の様々な計画の最上位にくるもので、現在ある各レベルの計画、これからつくられるすべての計画を制約します。そして計画期間は10年ですが、岡山市のまちづくり全体の計画ですから、その後長きにわたって岡山市の形をつくっていく重要な計画です。
計画策定の途中には、市民参加によるワークショップや市民団体へのヒアリングなど盛り込まれてはいますが、基本的には審議会の答申を受けて市役所内で作成していく構えになっています。複数の委員からも「ESDの経験も生かして、市民協働で計画策定を」などの質問や意見があり、市長からの応答もありました。とても大事なポイントだと思います。
党市議団も、審議会自体に公募委員枠をつくることや、様々な段階でワークショップやシンポなど市民協働で計画づくりをしていくことを提案しています。これからの岡山市全体のまちづくりに関わる大切な議論に、積極的に参加していきたいものですね。