「低所得者にも使いやすく、介護など幅広い使い道を」~プレミアム商品券で質疑
市議団事務局(東田) 15年03月5日
岡山市議会は3月5日、2月議会の個人質問を終え、続いて補正予算案の質疑を行いました。
日本共産党の林潤市議が登壇し、補正予算案で計上されているプレミアム商品券について、市の姿勢を質しました。
プレミアム商品券は、国が消費喚起を目的とした経済対策として打ち出したもので、岡山市では
●1000円×12枚綴りを10000円で販売(2000円のプレミアムがつく)
●一人上限5冊まで(所得制限は設けない)
●全体で40万冊を準備
●往復はがきなどで事前申し込み
●期間は未定だが、夏頃に販売し、使用は年内までをめどに検討中
という内容で計画しています。
林市議は国会審議の中で、吉良よし子参院議員の質問に「介護サービスにも使いうる」趣旨の答弁があることも引きながら、岡山市でも「介護タクシーなども視野に幅広く使えるよう、事業者と利用者双方に周知してはどうか」などと質問しました。
当局は、「商品券というのは岡山市としては初めてやるので、国の示したもの通りでやってみる」と述べました。
もともとこの政策自体は本質的にはばらまき政策で、しかも日常の生活以外に数万円を用意できる人が金額以上の得をするだけで、次の給料日まで「どうやってしのごうか」と思案している世帯には恩恵がない制度です。
党市議団では、引き続き衆参国会議員とも連携しながら、市民のためになる市政の推進をめざしていきます。