3/6経済委員会の傍聴でいろいろ感じました
市議団事務局(東田) 15年03月6日
岡山市議会は6日、各常任委員会で議案を審議しました。(一部の委員会は引き続き9日にも審議します)
共産党市議団は5人で経済委には委員を出せておらず、団事務局員の私が傍聴しました。
議案としては、プレミアム商品券などの補正予算案と新年度予算案が中心でしたが、報告事項の中で1点、今後の岡山市政の大きな焦点になるだろうことがありました。
岡山市に学会や国際会議などを誘致するコンベンション施策について、他都市を調査した結果の報告を受けて、「ソフト面の調査と市の力の向上も大切だが、ハードも重要。市民会館・市民文化会館については規模や性格で一定の方向性が出たので、それとは別に、コンベンション施設の必要性を具体的に検討するよう、経済委員会として岡山市に提起する」という委員会の総意のとりまとめがなされました。
委員長が積極的に主導し、出席している全議員が「」ハード整備は必要」などと発言する中でとりまとめられました。
岡山市は、今後の人口減少傾向や高齢化も見据えて、いくつかの機能を兼ね備えた公共施設の複合化や、居住地や各種施設をある程度小さくまとめるコンパクトシティ化を打ち出しています。
また、医療や介護、子どもへの施策などいっそう充実させていくべき課題もあります。
そうした中で、「ハード=コンベンション施設が新たに必要」となれば、数十億円規模の事業となりかねません。
「ハードありき」「事業ありき」で巨費を投入し、結果として他の施策が弱まるのではないか・・・
今後もしっかり議論を注視していかなければいけないと感じました。
議論の内容とは別に、気になったことがありました。
何人かの議員がちょくちょく中座します。また、朝10時から夕方5時前までの審議で、ほとんど発言しなかった議員も2~3人おられました。
議員の仕事は、採決の時に賛否を投じるだけではないはずです。
特に今回は、過去最大といわれる岡山市の来年度予算の審議です。
市民の代表として、わからないことは尋ね、不審なことは質し、提案もしていく、そういった責務をきちんと果たしてもらわないといけないと感じました。