あなたの“食”は大丈夫? 日本の“農”はどうなっていくの?
市議団事務局(東田) 15年05月11日
このブログでも催し物として紹介した、「食の安全と日本の農業を考える」という学習会に参加してきました。
講師の八田純人さん(農民連食品分析センター所長)は、私たちをとりまいている食と農の問題について、実験も交えてわかりやすく話されました。
会場は八田さんの話に、歓声やため息を漏らしながら聞き入っていました。
(写真1)講師の八田純人さん。岡山にも縁が深いそうです。毎年バイクで岡山にも来ていたとか。
(写真2)コンビニエンスストアのおにぎりが、いつまでもつやつやでベトッとしない訳は・・・おにぎりを水に入れたら水面に油の膜が!
(写真3)八田さんが手に持っている写真に写っているのは? ・・・正解は「柿の種」(おつまみの)。新潟の某社はこれを輸入して自社工場で醤油などと絡めて製品化しているとのこと。
八田さんは、スーパーや格安店で売られている食品や食材の裏側、実は様々なものが輸入されている事、遺伝子組み換え植物の種子が陸揚げした港や工場付近でこぼれて自生していること、食品添加物の表示のことなどを、たくさんの写真や自身の実態調査の話などを交えて、縦横無尽に話されました。
そして、日本がTPPに加わったならば、食料自給率の問題だけでなく、食品表示など食の安全にかかわることにも致命的なダメージがあることを力説されました。
90分の話があっという間におわったかと思うほどおもしろく、まだまだ続きを聞きたいと思える、楽しい(しかし中身は深刻な)学習会でした。
農民連食品分析センターは、試料を送っての分析もしてもらえますが、私たちが手軽に使うことのできる検査キットの販売などもしています。
身近な食品や環境を自分たちでも検査しながら、食と農の問題を考えていく、そんなきっかけの1つとなりました。
「農民連食品分析センター」のホームページはこちらhttp://earlybirds.ddo.jp/bunseki/