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日本共産党 岡山市議団

実態をしっかり観て、一人ひとりの子どもを大切にする施策を ~田中のぞみ・個人質問

15年06月25日

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25日(木)の個人質問2番目に登壇した田中のぞみ議員は、一人ひとりの子どもを大切にするという観点から、学校や認定こども園、幼稚園・保育園などの課題、天瀬の旧市民病院の診療所問題、清輝学区でのアルゼンチンアリの駆除状況などについて、市政をただしました。

学校現場にスクールソーシャルワーカー(SSW)の配置を繰り返し求めました。田中議員は、SSWは学校の職員室に配置され、子どもの「気になる」段階からかかわることができるので、福祉事務所に配置される子ども相談主事よりも力を入れるべきだとただしたのに対し、教育長から「SSWとほぼ同等の子ども相談主事だ。これを少し増やしていきたいという思いはある」との答弁がありました。

 

田中議員は、講師として勤務した自身の経験(深夜までの授業準備、早朝からの部活補助など)も紹介しながら、非正規の教員である講師が担任を持つクラスが増えている実態を示して、教育委員会の認識と対応をただしました。教育長は「将来の(児童数減少に対応した)教員定数もにらみながら採用を行っており、理解してほしい」と正規教員の増員には消極的な姿勢を示しました。

★今年度、講師(=非正規の教員)が担任をもっているクラス数・・・小学校166校(10.9%)、中学校77校(10.4%)

 

今年度4つの認定こども園がスタートしましたが、1号(=幼稚園)の子どもと2号(=保育園)の子どもが同じ部屋で生活しているのに、保護者の負担(同じ収入帯でほぼ同じ利用時間でも負担に差がある)や職員の処遇(幼稚園出身と保育園出身で給与や研修などに差がある)の問題などを具体的に数字をあげながら、制度の矛盾をただしました。

また待機児・保留児の解消に逆行していることも数字を挙げて岡山市の市政をただしましたが、岡山っ子育成局長は今年度134人の待機児が出ていることを「ニーズが増えて若干発生した」と、現実に合わない認識を示しました。

★4園のこども園化による定員数の変化(1年前との比較)・・・1号=35人増、2・3号=19人減

また、1号認定の子どもは夏休みには登園できないことについて、同じクラスで生活しているのに夏休み明けに子どもの状態ががらっと変わってしまうと危惧を示したのに対し、岡山っ子育成局長は「保護者には入園児に理解してもらっている」と、これも子どもの実態を見ない答弁に終始しました。

 



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