岡山で「被爆2世・3世の会」設立へ ~被爆者の思いを継承し核兵器のない世界をめざして~
市議団事務局(東田) 15年10月13日
13日午後、岡山在住の5名の被爆2世・3世の方が市内で記者会見を行い、24日に岡山「被爆2世・3世の会」を結成することを発表しました。
結成を呼び掛けたうちの一人、加百(カド)智津子さんはお母さんが広島で被爆し、幼い頃からその体験を聴いて育ったこと。理不尽とわかっていても母を恨んで「なんで被爆したのか」と責めたこともあったことなどを話しました。
また、志賀雅子さんは、お父さんが広島で被爆しましたが、自身の体験を全く話さず、高齢になって入院が必要になった際に被爆手帳を申請する過程で状況を知って、後からいろいろ調べたことなどを話しました。
それぞれ、人生に影響があったこと、自分自身の健康にも不安があることも出されました。
また、5人の中でただ一人3世の真鍋和崇さんは、小さい子ども2人を育てている父親として、「自分のような3世世代もたくさんいるはず。この子たちが平和に生きられる世の中にしていきたい」と話していました。
会では、被爆者の被爆体験や自らの被爆に関わる体験の継承、被爆による健康被害についての学習や調査、県内の被爆2世・3世の交流などを目的に活動を始めます。
10月24日には、市内で結成のつどいと安斎育郎さんを迎えて記念講演を開きます。どなたでも参加できます。
また、被爆2世・3世の当事者の方や活動を支援してくれる賛助会員も募集しています。
岡山「被爆2世・3世の会」結成記念と講演の集い
●日時 2015年10月24日(土)13:00~15:30
●会場 おかやま西川原アイプラザ 別館第6会議室(岡山市中区西川原255)
●内容
第1部 13:00~14:00 岡山「被爆2世・3世の会」結成のつどい
第2部 14:00~15:30 記念講演・安斎育郎先生 「核兵器のない世界をつくるのはわたしたち ~ヒロシマ・ナガサキ・フクシマから考える~」
●参加 無料、どなたでも自由に(会場準備の都合上、できれば事前申し込みを)
●問合 岡山県原水協(086-244-4526)、加百智津子さん(090-7773-9469)、志賀雅子さん(080-1909-5390)
入会申込書はこちら1510hibaku23-2
賛助会員申込書はこちら1510hibaku23-3