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日本共産党 岡山市議団

岡山市の将来像と計画 あなたはどう考えますか?

15年10月19日

今年度中の策定を目指している今後10年間の岡山市の基本計画「新しい総合計画」(案)と、今月末に策定する創生戦略岡山市版について論議する基本政策審議会が開かれました。

会議では、これまでの審議会の議論や、夏に行われた市民・若者対象のワークショップで出た意見、市民意識調査の結果などを反映させた岡山市の考え方やそれぞれの計画の案が示されました。

総合計画の基本的な考え方の案では、岡山市がめざす将来都市像を以下の3つに整理して提示しました。(それぞれ仮のもの)

Ⅰ.国内外から人を呼び込む魅力と活力あふれる「経済・拠点都市」

Ⅱ.未来を生きる豊かな人間性と想像力を育む「文化・教育都市」

Ⅲ.安全・安心で健やかに暮らし続けることができる「環境・福祉都市」

また、創生戦略市版では、岡山市の将来の人口を独自に推計し、さらに国の想定する出生率(岡山市現在1.42→2020年に1.6程度、2030年に1.8程度、2040年代に2.04)をもとに、45年後(2060年)に69.2万人になることを展望して4つの基本目標を立てています。

基本目標1 岡山市の強みを生かし、安定した雇用と活力を創出する

基本目標2 岡山市への新しいひとの流れをつくる

基本目標3 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる

基本目標4 時代に合った安心に暮らせるまちをつくり、地域と地域を連携する

 

議論の中で、委員から出た意見のいくつかをご紹介します。

・30代や40代の定住・移住を促進する施策や、市民ニーズの高い健康・医療・福祉の施策の強化をすべき

・小学生や中学生のころから、市内の美術館・博物館や後楽園などに行って学ぶなどして、郷土への愛着心を養うべき

・市民意識調査の「(岡山市は何かと)中途半端」というのは、良い悪い両面に受け取れる

・計画の名称について、内容が伝わりにくいので「わかりやすいキャッチフレーズを」

・(策定の過程で行ったワークショップについて)取り組みを評価する、計画がスタートしてからも定期的に意見を聴いたり検証したりする場として設けてはどうか

・(創生戦略市版について)国が持ち込んできたものを急いで具体化させないといけないことには、いかがなものかという思いはある

 

(傍聴しての感想)

前回までの議論では「○○で日本一の岡山市を」などの意見がいくつかありましたが、今回はそれを思うと少し落ち着いた議論ができていたように感じました。「中途半端」というのは市民意識調査ではどちらかというとネガティブな使われ方をしており、それへの対応策を求める意見の一方で、「あまりにぎやかすぎない方がよいのでは」と肯定的に受け止める意見もありました。

また、文化、芸術、スポーツを「Ⅱ文化・教育都市」から「Ⅰ経済・拠点都市」に移すべきという意見があり、文化などを市民を対象に考えるのか、外から人を呼び込むために考えるのかで、受け止めが違うことを知り、少々びっくりしました。

ワークショップなどさまざまな形で市民が参画していけるようにすることはとても意義のあることだと思います。また、創生戦略市版についても「市民会議」を計画スタート後にも位置付けてあり、市民の参画から住民自治へと流れをつくっていくことも大切だと感じました。

 

 

 

 

 

 



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